ロサンゼルスを舞台に、強盗事件やテロリズム、ギャング抗争といった凶悪事件の収拾に発動する特殊武装戦術部隊、S.W.A.T.の活躍を描くアクションドラマ『S.W.A.T.』。そのシーズン5をもって、シーズン1より出演していたオリジナルキャストが卒業することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。(※本記事はシーズン5のネタバレを含むのでご注意ください)
降板したキャストとは…?
米CBSにて5月22日(日)に放送されたシーズン5の最終話となる第22話「Farewell(原題)」をもって、チームの紅一点、凄腕スナイパーのクリスティーナ・“クリス”・アロンゾ役でレギュラー出演していたリナ・エスコが降板した。
クリスの退場については、数週間前に放送されたエピソードで具体的にストーリーラインが描かれている。彼女は、悪い状況から逃れてきた移民女性のために地元で避難所を運営しているママ・ピナ(テリー・ホヨス)の後を引き継ぐため、S.W.A.T.を去ることに決めたと同僚で親友のジム・ストリート(アレックス・ラッセル)に明かしていた。そして最終話でクリスは、新たな使命をまっとうするためにチームに別れを告げる展開となっている。
ファンへ感謝のメッセージ
クリス役で出演する傍ら、シーズン5の第15話ではエピソード監督を務めたリナ。降板について次のように述べた。
「クリス・アロンゾのような強くて賢く、バイセクシュアルなキャラクターに命を吹き込むことができたのは喜びであると同時に、世界中の多様な女性の認知度を高める強力な機会でもありました。それから5年、私は新たな創作活動に取り組むために、『S.W.A.T.』を離れることになりました。クリスは未知のものから決して引き下がらず、私も俳優・監督として居心地の良い場所から一歩踏み出し、新しい章に乗り出すことにワクワクしています」
次なるステップへの展望を語ったリナは、感謝の気持ちも語っている。「とはいえ、これは私が下さなければならない最も難しい決断のひとつでした。『S.W.A.T.』ファミリー、同僚のキャストや脚本家、プロデューサーには、素晴らしい旅をさせてもらったことに一生感謝します。『S.W.A.T.』の素晴らしきファンの皆さんはこの番組の心です。クリスの旅路をともに歩んでくれた皆さんには、感謝してもしきれません」
シーズン6で、リナ演じるクリスの姿を目にできないのは非常に残念だが、今後の活躍を応援していきたい。
メインキャストの不在で『S.W.A.T.』は打ち切りの危機?今後は?
現時点で『S.W.A.T.』打ち切りのニュースは入ってきていない。同時にシーズン7への更新というニュースもなく、その進退に注目が集まっている。
『S.W.A.T.』シーズン5は、9月9日(金)よりスーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメにて日本初放送。シーズン4まではU-NEXTやAmazon Prime Video、dTVなどにて配信中。
(海外ドラマNAVI)
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