60年代にジェームズ・ボンドと対極の主人公として一世を風靡した“元祖黒縁メガネスパイ”が57年ぶりに新たなキャスト&スタッフで蘇る! 「スターチャンネルEX」にて独占配信中の海外ドラマ『ハリー・パーマー 国際諜報局』。この度、ジョー・コール(『ピーキー・ブラインダーズ』)をはじめとしたキャスト・スタッフによるハリー・パーマーという人物像の魅力について語る貴重映像と、トレードマークである“黒縁メガネ”が決まるまでのエピソードなどを語るインタビューテキスト、さらにジェームズ・ボンドとは違うシックな英国スパイのスーツスタイルの新場面写真が解禁となった。
目次
『ハリー・パーマー 国際諜報局』あらすじ
1963年、冷戦下の西ベルリンに配属されていた英国陸軍軍曹ハリー・パーマーは、軍の物資を盗み東側に横流ししていた罪でロンドンの軍事刑務所に投獄される。その頃、核兵器を開発していた英国人教授が誘拐される事件が起き、ドルビー率いる特別諜報機関W.O.O.C.が救出作戦に動き出す。ドルビーは誘拐に関与している男と一緒に写真に写っていたパーマーを訪ね、服役免除を条件に協力することを要請。かくして諜報員になったパーマーはベルリン、ベイルート、そして米国が核実験を行う太平洋の環礁へと世界を飛び回る。果たして誘拐事件の黒幕は誰なのか?
『ハリー・パーマー 国際諜報局』人物像について語る映像
解禁された映像では、劇中のハリー・パーマーの活躍シーンやメイキングをスタイリッシュに映し出す中、彼を演じたジョーが「スパイ活動と策略が交差する複雑な世界さ。ハリー・パーマーは労働者階級の魅力的な男だ」と舞台設定とキャラクターのコンセプトを説明するところから始まる。
続けざまに監督のジェームズ・ワトキンス(『McMafia - マクマフィア』)は「頭は切れるが権力層とも衝突する。アイコン的なハリー・パーマー像に注目して欲しい」と、彼の性格に触れ、ただの冷酷なスパイではなく、人間味あふれる人物であると示唆する。ヒロインのジーン演じるルーシー・ボイントンは「パーマーは完璧。小生意気でなにかを企んでいる」と彼のスパイとしての一流さを絶賛。最後に改めてジョーは「一緒にいて楽しめる男なんだ。多様な世界で皆が深みのある豊かな人間性を持っている」と冷戦期という殺伐とした時代の中でも、芯を持った人間であると言及。ジョー自身が演じた役を実在の人物のように分析するとても貴重な映像となっている。
ジョー・コール(ハリー・パーマー役)インタビュー
──ハリー・パーマーのトレードマークである黒縁メガネについて教えてください。
ハリー・パーマーになりきるために、眼鏡はとても重要なアイテムでした。ナイツブリッジの老舗眼鏡ブランド、カトラー アンド グロスに行き、店内すべての眼鏡を試着したのですが、一つだけ、ぴったり合ったんです。着けた瞬間「これだ!」と思いました。衣装デザイナーのキース・マッデンも「ああ、これだ!」と。このキャラクターにも、僕の顔にも、これ(カトラー アンド グロス 0692 Optical Rectangle Glasses)はとても合ってます。当初、マイケル・ケインが着けていたのと同じものにしようと思ったのですが、僕に合いませんでした。僕らが選んだのは非常に硬くて強い黒のフレームのものです。それを着けた瞬間、任務完了!って感じでした。
──ハリー・パーマーの服装について教えてください。
ハリーは冒頭の軍服のほか、さまざまなスーツを着用しています。衣装デザイナーのキース・マッデンは、ヴィンテージショップでたくさんのスーツを見つけてきました。元々はかなりの数のスーツを作る予定でした。でもコロナ禍でスーツを作ってもらうのは難しく、そしてロケ地のクロアチアに送るのはかなり難しいことがわかりました。なので2着ほど作っただけです。でも、キースがヴィンテージショップで見つけて仕立ててくれたスーツが一番好きでした。使い込まれた本当の個性があるんです。僕にとって、コスチュームは役作りにおいてとても重要です。そのために衣装、ヘアメイクをきちんとする。そうすることで、役者としての仕事がしやすくなるんです。キースと一緒に仕事ができてよかったです。彼の目は確かだから。みんなが見てくれるのが楽しみです。ぜひ衣装を見てください。
──ジェームズ・ワトキンス監督との仕事は?
まさに“俳優の監督”(actor’s director)だと思います。僕はいつも、この言葉はとても奇妙だと思っているけど。なぜならすべての監督は“俳優の監督”であるべきだと考えているから。でも、彼は本当に俳優と一緒になって仕事を楽しんでいました。プラス10パーセント以上の力を引き出してくれる。もう十分かなと思うとちょっと違う方向に持っていって、選択肢を与えてくれるんです。「今、君はその方法でやったから、その反対の方法でやってみないか」ってね。
監督の導きで新たな面白さを発見することがありました。そのような空間を作ることができる監督で、とても安心できるんです。ジェームズは脚本のジョン・ホッジと組んで数年間、このプロジェクトに携わってきました。だからこの作品に対する信頼と深い理解が深い。本当に信頼できる監督で、とても楽しかったです。
──ご自身のキャリアの中で、この役をどのように振り返っていらっしゃいますか?
伝説的なスパイヒーロー、ハリー・パーマーを演じることは、とても特別な仕事でした。パンデミックの影響で、多くの人たちに負担がかかっていると思います。だから またこうやってクルーやキャストたちと仕事をすることができて、そしてハリー・パーマーを演じることができてとても幸運に思っています。物語を語り、演じることができることが、いかに幸運であるかということを改めて理解した気がします。
『ハリー・パーマー 国際諜報局』配信および放送情報
【配信】スターチャンネルEX
<字幕版>絶賛配信中(毎週金曜日に1話ずつ更新)
※6月1日(水)~6月30日(木)《第1話無料配信》
<吹替版>6月20日(月)より全6話 一挙配信
作品公式ページ:https://ex.star-ch.jp/special_drama/zMko6
【放送】BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】6月7日(火)より毎週火曜23:00ほか 独占放送スタート
※6月5日(日)15:00より
<吹替版>第1話 先行無料放送 ※STAR1で吹替版を放送
【STAR3 吹替版】6月9日(木)より毎週木曜22:00ほか 独占放送スタート
Photo:『ハリー・パーマー 国際諜報局』© Altitude Film Entertainment Limited 2021 All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd.