ミリー・ボビー・ブラウン、18歳になって「より性的対象として扱われはじめた」

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『エノーラ・ホームズの事件簿』で知られるミリー・ボビー・ブラウンが、ポッドキャスト番組「The Guilty Feminist(原題)」に出演し、メディアやSNSユーザーが彼女のキャリアを通していかに性的な対象として扱ってきたかについて話した。米Varietyが伝えている。

2016年から配信開始した『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で大ブレイクを果たし、一躍人気女優の仲間入りを果たしたミリー。当時12歳だった彼女も今年2月に18歳になったが、今まで以上にメディアにおいて性的な対象になっていると感じているようだ。

「どんな18歳も大人になることへのかじ取りに対処してる。人間関係や交友関係をもつこと、好かれよう、うまく馴染もうとしたりね。大変だけど、みんな自分を見つけようと頑張ってる。でも他の18歳と明らかに違うのは、私はそれを世間の目にさらされながらやっているということ。本当に参ってしまうわ」と不満を漏らしたミリー。

「18歳になって2週間と経たないうちに、より性的対象として扱われはじめたのは明らか。成人を迎えて、人々の振る舞いとメディアやSNSの私に対する反応には絶対的な違いを見た」と続ける。さらに、「私はなにも変わるべきでないと強く思う。でも、気持ち悪いけどこれは事実。世界で何が起きているのかのいい見本だと思う。女の子たちがいかに性的な対象として扱われているかね。これまでも向き合ってきたけど、きっとこれからも永遠に対処しないといけないんだと思う」と述べた。

ミリーは16歳の時にもメディアの報道の仕方に疑問を抱いたことがあるという。それは少しローカットなドレスを着た時のこと。ドレスの話が飛び交ったが、ミリーは「授賞式にいた素晴らしい人たちについて話されるべきだった」と感じていたという。

5月27日に2部構成の『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4パート1の配信がスタート。さらにNetflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』の続編も年内に解禁予定だ。Netflixとミリーの最強タッグは、新作映画『Damsel(原題)』にも取り掛かっており、本作でミリーは製作総指揮も務めるという。

大きな影響力をもつ彼女が積極的に作品作りに関わり、前線で活躍を続けることで業界に変化の風が吹くことを期待しつつ、応援を続けたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ミリー・ボビー・ブラウン©JW/Famous