『アクアマン』で遂に海の王に!伝説のアクションスター、ドルフ・ラングレンの出演は監督の激押?!

ド派手とド迫力を追求し、カーアクションシリーズの最大ヒットを記録したアクション超大作『ワイルド・スピード SKY MISSION』を手掛け、今最もその最新作が期待されるジェームズ・ワン監督。彼の最新作にして今まさに世界中の話題をさらっているのが 2月8日(金)に日本公開となる『アクアマン』。この度、ワン監督が本作で海底帝国アトランティスと並ぶ強国の一つの海底王国ゼベルの国王ネレウス役に、ドルフ・ラングレンを激押ししていたことが明らかとなった。

「僕は何故か分からないけれど、ネレウス役にはドルフだと最初から思っていたんだよ。そして彼は本当に素晴らしい演技をしてくれたんだ!」とワンは語り、企画段階から既にネレウス役にはドルフをあてていたことを明かした。

更に、「彼は自身の役柄をとても真剣に考えているんだ。彼とセットにいた時、彼はずっと自分のキャラクターを確実に捉えようと真剣そのものだった。"これで間違いないだろうか? もう一度演じて欲しい? もっとこのように演じた方がいいかな?"と、僕に尋ねてきたんだ。昔、『JM』に出演した時の彼のインパクトをとても覚えている。今回はそれ以上に素晴らしい存在だと思うよ。だからドルフをキャスティングできてすごくハッピーなんだ!」と語り、自身の役に対して真摯に向き合うドルフの秘話を明かした。

ドルフと言えば、1月11日(金)に公開となった『クリード 炎の宿敵』にも出演している。かつて伝説のボクシングチャンピオン、ロッキー・バルボアと激闘を繰り広げたソ連最強ボクサードラゴとして登場する。その冷徹な表情と厳つい肉体は、時の流れを微塵も感じさせない。

この他にも『ユニバーサル・ソルジャー』シリーズや、『エクスペンダブルズ』シリーズなど様々な大ヒットアクション映画に出演してきた。そんなドルフが今回演じるネレウスは、海底王国の一つゼベルの王。海底帝国アトランティスの王で、アクアマンの弟であり宿敵でもあるオームが唱える"地上への大攻撃"に賛同しつつも、実は平和を望んでいるという、大変難しい役どころだ。

このネレウスに関してドルフは「オームは非常に権力志向が強い。それに対してネレウスはできるだけ平和を守りたいと思っているんだ。ネレウスも地上の人々の行いには感心はしない。けれどもオームが強硬に"地上征服"を唱えるのは、私的なことなのでは?といぶかるんだ」と語り、その複雑な胸の内を明かしながら「この作品に は政治的な駆け引きや権力闘争も描かれているんだよ」と、実は深い『アクアマン』のドラマを語った。

ハリウッドで長きにわたりアクションスターとして君臨してきたドルフ。『アクアマン』では自身初とる"王"を 演じた。そしてその役柄は、好戦的な同士に対して玉虫色の立場をとるという非常に難しい役どころだった。本作を鑑賞の際には、普段とは少し違った彼の演技に注目して欲しい。『アクアマン』は、2月8日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

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