『キャプテン・マーベル』"唯一の選択肢だった"ブリー・ラーソンが抜擢された理由が明らかに

マーベル・スタジオ最新作『キャプテン・マーベル』。マーベル初の女性ヒーロー単独主役は、過去の記憶を失ったミステリアスなヒーロー。彼女の記憶に仕掛けられた衝撃の事実を巡るサスペンスフル・アクション・エンターテイメントが幕を開ける! そんな本作でキャプテン・マーベルを演じるのはオスカー女優のブリー・ラーソンだ。この度、彼女が抜擢された理由をジョナサン・シュワルツ(プロデューサー)が語った。

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「唯一の選択だった。彼女はいままでに出演してきた作品で、芯のあるキャラクターを演じ、それらのキャラクターを介して様々な人たちにインスピレーションを与えてきた。キャプテン・マーベルも完璧ではないけれど芯は強くて、周囲の人たちに影響を与えている。それは彼女に隠された魅力だよ。ブリー以上に、キャラクターの内面から溢れる強さを体現できる役者はいないね」と語った。

ブリーがその確かな演技力で周囲に影響を与えていることと同じように、キャプテン・マーベルもまた、周囲に影響を与えるほどの内面的な強さがあると言う。その芯の強さを演じることので きる役者であることが、ブリーがキャプテン・マーベルに抜擢された理由なのだ。

さらにジョナサンは「彼女は僕がいままでに仕事をしたどんな役者よりも、スタントチームと協力しているよ。この映画でキャプテン・マーベルが戦っているのを観たとき、彼女がブリーに見えるほどにね。それはとてもすごいことで、ブリーが身体を鍛えて、アクションを学ぶことに多くの時間を費やしたおかげだと思う。女性らしいところだけではなく、力強い演技の両方を兼ね備えているところには、とても感心させられたよ」と役づくりへの姿勢を 称賛している。

実は彼女は毎作品、徹底的な役作りをしており『ルーム』では食事制限とトレーニングで筋肉をつけ、体脂肪を12パーセントまで落とし、外界との関わりを避け太陽光さえも浴びないようにしたり、『キングコング:髑髏島の巨人』では、自身の演じる役が使うカメラと合わせてヴィンテージもののカメラも使いこなせるように、セットでもできるだけ撮影するなど、他の役者も及ばないほどの弛みない努力を積み重ねてきたのだ。彼女は本作でも、撮影の9か月前からトレーニングをはじめ、ほぼスタントなしで演技をやり切ったそう。高度なアクションが繰り広げられるマーベル作品でさえも、すべてを自分でこなそうとするブリーの心意気の強さがあったからこそ、彼女はマーベル初の女性ヒーロー単独主役という大役をやり遂げたのだ。

確かな才能と努力の賜物とも言えるブリーの迫真の演技は、マーベルでどのような新境地をみせてくれるのか、劇場で目撃できるその日が楽しみでならない。『キャプテン・マーベル』は3月15日(金)全国公開。(海外ドラマNAVI)

Photo:『キャプテン・マーベル』
©Marvel Studios 2019