医師からコメディ界へ転身のケン・チョン、映画『クレイジー・リッチ!』原作者と新作ドラマで再タッグ!

キャンパス・コメディドラマ『コミ・カレ!!』で6シーズンにわたりベン・チャン校長を演じたケン・チョン。実は医師からコメディ界のスーパースターへ転身を遂げるという異色の経歴を持つ彼が、2018年の大ヒット・ロマンチックコメディ映画『クレイジー・リッチ!』の原作者ケヴィン・クワンと、米CBSの新作ドラマで再タッグを組むことがわかった。米Varietyが報じている。

ケンは、クワンの小説の映画化となり、全メインキャストがアジア系俳優で占められた『クレイジー・リッチ!』にゴー・ワイ・ムン役で出演。今度は、クワンが共同脚本&製作総指揮を手掛けるコメディドラマ『The Emperor of Malibu(原題)』のパイロット版で、主役を務めるという。中国IT業界の大富豪ゲリー役を演じ、彼の息子オージーがアメリカ人女性との婚約を発表したため、息子の婚約を破談にするべく家族総出でロサンゼルスに向かい、オージーの説得に挑む展開となるようだ。

ミシェル・ネイダー(『NYボンビー・ガール』)とクリスティーナ・リー(『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』シリーズ)がショーランナーを務め、二人はクワンに加え、デヴィッド・シャンガリ(『Domestic Shorthair Underground(原題)』)、ダニエル・ストクダイク(『iゾンビ』)とも製作総指揮に名を連ねる。

韓国系アメリカ人のケンは、もともと医師として米ニューオーリンズにあるメディカルセンターに勤務していた。その後スタンダップ・コメディアンとして舞台に立ち、俳優としても活動を始め、全米大ヒットとなったコメディ映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のミスター・チョー役で注目を集めた。『ハングオーバー!』シリーズでは3作に出演。『スモーキング・ハイ』や『ウルトラ I LOVE YOU!』といったコメディ作品への出演が目立つが、アクション大作映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』や、青春ミュージカルドラマ『Glee/グリー』などにも登場。米FOX製作による、有名歌手が仮面を着けて実力を競い合い、毎週脱役者の正体が明かされるオーディション番組『The Masked Singer(原題)』では審査員を務めるなど、マルチな活躍を続けている。

医師からコメディ界のスーパースターへの転身について、そして乳がんになった愛妻の勇気ある闘病がきっかけで、コメディ映画史上最大のヒットシリーズ『ハングオーバー!』に出演した経緯などを赤裸々に語るNetflixオリジナルコメディ『ケン・チョンの幸せだよホー』は2月14日(木)より配信中。

アジア版『ブラックパンサー』と呼ばれた『クレイジー・リッチ!』は社会現象になるほどの大ヒットを記録したが、ケン&クワンはドラマ界でも旋風を巻き起こすことができるだろうか。(海外ドラマNAVI)

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Netflixオリジナルコメディ『ケン・チョンの幸せだよホー』