【独占】『アラジン』主役の決定は撮影3週間前!驚異のキャスティング秘話

人生を変えたいと願う貧しい青年アラジンと自由に憧れる王女ジャスミンの身分違いのロマンスと願いを叶える魔法のランプを巡る冒険、そしてコミカルなキャラクターで爆発的な人気を誇るランプの魔人ジーニーなどの人気キャラクター、そして名曲「ホール・ニュー・ワールド」と共にディズニーが贈る『アラジン』。6月7日(金)より公開となる本作だが、この度、主人公アラジン役のキャスティングに関する驚きの真実が明らかとなった。

本作の主人公で貧しくもダイヤモンドのように光り輝く清い心を持つアラジンを演じたのはエジプト生まれ、カナダ育ちのメナ・マスード。『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』や『Open Heart(原題)』といったドラマへの出演で知られる。なんと彼の元に配役の知らせが届いたのは、本作の撮影開始予定日のわずか3週間前のことだったという。

さらに驚くべきはその規模。2016年から大々的にキャスティングを開始し、1年以上にわたり世界中で約2000人の俳優たちと面会したという。実はこの事実の裏には、監督のガイ・リッチーを初めとする制作スタッフ陣の強いこだわりがあった。それはアラジン役にはチャーミングで歌とダンスができて、さらにはかなりハードなアクションがこなせ、観客が応援したくなるような人物を求めていたからだ。

メナの演じたアラジンは、舞台となるアグラバーの街で育ち、真っすぐで清い心を持つ青年。決して裕福とはいえない境遇にいながらも、お腹を空かせる子どもをみると、自分の分のパンすら分け与える慈愛の心を持つ。そしてストリート・キッドとして育った彼の身体能力は高く、まるで忍者のような軽い身のこなしでアグラバーの衛兵たちの追撃をかわす術を持つ。そんなアラジンを演じることになったメナは撮影を進める一方で、肉体トレーニング、ボーカル、ジャグリング、ダンスのレッスン、そしてダイビングのトレーニングまでこなしたという。

非常に多くのことを求められたメナだが、監督のリッチーには全幅の信頼を置く。「リッチーには彼のビジョンやその方法についてとても具体的なものがあるんだ。でも彼は演者が色々と試すことも許してくれる。彼のビジョンに命を吹き込む上で、僕を信頼してくれていることがとてもうれしかったし、またすごく大きな責任を与えられたことでもあるんだよ」

ドラマ畑で活躍するメナにとって、ハリウッド超大作への挑戦はこれが初めて。しかし大抜擢といってもよいこのキャスティングの裏には、非常に詳細なキャラクター設定があった。果たしてメナは我々にどんな新しいアラジンの顔を見せてくれるのか? その答えが明らかになる日は近い。『アラジン』は6月7日(金)全国公開。(海外ドラマNAVI)

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『アラジン』
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