『ティーン・ウルフ』クリスタル・リードがトラウマ本格ホラーで絶叫『ゴーストランドの惨劇』

2007年公開のトラウマ・ホラーの代名詞『マーターズ』で監督を務め、ホラー・ファンに一躍その名を轟かせたフランスの鬼才パスカル・ロジェが6年ぶりにメガホンを執った映画『ゴーストランドの惨劇』。そんな待望の本作で、大人になった主人公ベスを演じる人気ホラードラマ『ティーン・ウルフ』のクリスタル・リードの場面写真が解禁となった。

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『ゴーストランドの惨劇』は、2012年公開の映画『トールマン』を経て、6年ぶりにロジェ監督が撮り上げた待望の長編作品。

人里離れた叔母の家を相続し、そこに移り住むことになったシングルマザーのポリーンと、双子の娘ヴェラとベス。彼ら一家が新居に到着したその日の夜、二人の暴漢が家に押し入ってきて、突然の惨劇が襲う。しかし、娘たちを守ろうとする母は必死に反撃し、姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにする―。あの惨劇から16年後。ベスは小説家として成功したが、ヴェラは精神を病み、今もあの家で母と暮らしていた。久しぶりに実家に戻ったベスを母は迎え入れるが、ヴェラは地下室に閉じこもっていた。そして、ベスに向かって衝撃の言葉をつぶやくのだった―。

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クリスタルが演じる主人公ベスは、少女時代はラヴクラフトを崇拝する内向的な性格だった。そして一夜の惨劇から16年経ち、夢だったホラー小説家として成功し、夫と息子と暮らす順風満帆な生活を送っている。だが、いまだに悪夢にうなされるなど事件のトラウマを抱えていた。

クリスタルは、2011年に放送開始した大ヒットホラードラマ『ティーン・ウルフ』で主人公の恋人アリソンを演じ、DCコミックスの人気キャラクター「スワンプ・シング」をホラーテイストにドラマ化した『Swamp Thing(原題)』で主演も務める注目の女優だ。そんな彼女は、ホラーの鬼才ロジェとの仕事を、「パスカルは妥協しない。凍えるような場所で、半裸で泣き叫ぶ場面を何度も演じた。これまで経験した中で一番大変だったかも」と振り返る。

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ベスの少女時代を演じるのは、『海賊じいちゃんの贈りもの』のエミリア・ジョーンズ。大人になった姉ヴェラ役には、『Skins - スキンズ』に出演していたカナダ人女優アナスタシア・フィリップス。少女時代を『デッドプール』のテイラー・ヒックソンが演じる。母ポリーン役には、シンガーソングライターとして活躍するミレーヌ・ファルメールが扮する。

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主人公の姉妹が絶望的な惨劇に巻き込まれる様は、女性二人を主役に据えた『マーターズ』と通じるものがある。しかし、本作ではさらに全編に張り巡らせた伏線と罠で、観る者を巧みに翻弄していく。『ゴーストランドの惨劇』は、8月9日(金)より、新宿武蔵野館 ほか全国順次ロードショー。(海外ドラマNAVI)

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『ゴーストランドの惨劇』
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