コン・リー、チャン・ツィイーに続くヒロイン誕生!?『SHADOW/影武者』クアン・シャオトン

中国映画界の巨匠チャン・イーモウが、『HERO』(2002)、『LOVERS』(2004)のスタッフと再タッグを組み、「三国志」の〈荊州争奪戦〉をダイナミックにアレンジした最新作『SHADOW/影武者』が9月6日(金)より公開される。本日7月19日(金)は「スーパーウーマンの日」ということで、本作の国王の妹役で新境地を切り開いた女戦士クアン・シャオトンの場面写真をご紹介しよう。

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『紅いコーリャン』でコン・リー、『初恋のきた道』でチャン・ツィイーを見い出したイーモウ監督。そんな彼が「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った」と語る本作で起用した若手注目株がクアンだ。

本作では、領土だった境(ジン)州を20年前に炎(イエン)国に奪われた沛(ペイ)国の王の妹・青萍(チンピン)という役柄で、政略結婚で炎国に嫁ぐように命じられる運命と格闘する等身大の女性の一面と、王の妹であるがゆえの様々な葛藤を抱える陰の部分を繊細に表現しているクアン。4歳から子役として活動する彼女は、香川照之出演の『故郷の香り』(2003)ではリー・ジアの娘役、真田広之、チャン・ドンゴン、セシリア・チャン共演の『PROMISE プロミス』(2005)ではセシリアの子供時代を演じて話題に。その後も、映画やドラマで活躍し、2015年には初主演映画が公開に。翌2016年には中国のあるポータルサイトが選ぶ「地球で最も美しい50人」の7位に入った。

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今回到着したクアンの場面写真は、生来の美貌が光るもののほか、境州奪還軍とともに戦地へ赴き、雨に打たれ泥まみれになりながらも傘武術で死闘を繰り広げる姿を収めたものなど。飛ぶ鳥を落とす勢いの彼女の今後の活躍から目が離せない。

主演は中国を代表するダン・チャオで、頭脳明晰で武芸の達人でもある沛国の重臣・都督(トトク)と、その影武者の一人二役を演じる。その都督の妻には、歴史ドラマ『宮廷の諍い女』(2011)で国際エミー賞女優部門にノミネートされ、ダンと私生活でも夫婦であるスン・リー。

時は戦国時代、沛国が領土を炎国に奪われて20年。王は、敵と休戦同盟を結び、平和だが屈辱的な日々に甘んじていた。その裏で領土奪還を願う男たちの燃え上がる闘志を束ねているのが、頭脳明晰で武芸の達人の重臣・都督。都督は敵の将軍にして最強の戦士・楊蒼(ヤン・ツァン)に手合わせを申し込む。勝手な行動に王は憤激するが、実はその都督は影武者で、本物は自分の影に、自由と引き換えに敵地での大軍との戦いを命じていた。そして王もある作戦を秘めていた。果たして影武者を待つのは光か闇か、それとも...。

『SHADOW/影武者』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

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『SHADOW/影武者』
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