カリフォルニア州アナハイムで開催されていたディズニーの公式イベント「D23 Expo」にJ・J・エイブラムスが参加。同イベントの中で12月に公開されるシリーズ最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』にレイア姫役の故キャリー・フィッシャーが登場していることを明かし、彼女が生前にしていた不思議な予言について語った。米Deadlineが伝えている。
キャリーは2016年12月、ロンドンからロサンゼルスへと向かう飛行機の中で心臓発作を起こし、60歳でこの世を去っていた。
「レイアはある意味、この物語の核なんだ。この物語について話をしていた時、レイアなしでは、これら9本の映画の終わりを伝えることができないと気づいたんだよ」とエイブラムス。
彼は、自身が監督した2015年公開の『フォースの覚醒』撮影時のキャリーの未公開映像をずっと保管していたことを明らかにし、その映像を『スカイウォーカーの夜明け』のラストで使用することを思いついたのだという。「僕らはその映像を使うことができると気づいたんだ。だから、レイアとしてのキャリーが新作にも登場することになった」
エイブラムスはもともと『スカイウォーカーの夜明け』ではメガホンを取るつもりはなかったものの、キャリーが生前に執筆した回顧録「The Princess Diarist(原題)」の中で書いていた『スター・ウォーズ』の未来にインスパイアを受けたそうで、「彼女はある意味、超自然的に機知に富み、それはまるで魔法だった」と、キャリーの偉大さについて語った。
さらにエイブラムスは、この本の中でキャリーが「J・J・エイブラムスへ、2度も起用してくれてありがとう」と述べていたことに言及。「『フォースの覚醒』以前に彼女と仕事をしたことはないし、この映画(『スカイウォーカーの夜明け』)もそもそもやるつもりはなかった」として、まさに本作を監督し、彼女を再び出演させることはキャリーの予言だったとコメント。続けて「彼女の最後の演技を見てもらえること以上に嬉しいことはないよ」と話した。
「D23 Expo」にはレイ役のデイジー・リドリー、フィン役のジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役のオスカー・アイザック、C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ、チューバッカ役のヨーナス・スオタモ、ローズ役のケリー・マリー・トラン、ランド・カルリシアン役のビリー・ディー・ウィリアムズらも参加していた。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:
キャリー・フィッシャー(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)
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