『ウォーキング・デッド』でおなじみのあの故人も出演!映画『荒野の誓い』予告編

クリスチャン・ベール(『アメリカン・ハッスル』『ダークナイト』)主演の映画『荒野の誓い』が9月6日(金)から公開中だ。19世紀のアメリカを舞台に、生き残りをかけた旅を描く同作は、ベールを筆頭に、ロザムンド・パイク(『ゴーン・ガール』)、ティモシー・シャラメ(『君の名前で僕を呼んで』)とアカデミー賞にノミネートされた実力派たちが共演していることも話題だが、実は大人気のサバイバルドラマ『ウォーキング・デッド』に出演していたあの故人にとって最後の映画出演作でもある。その人も登場する予告編をご紹介しよう。

『ブラック・スキャンダル』『ファーナス/訣別の朝』のスコット・クーパーがメガホンを取った本作の舞台は1892年のアメリカ。産業革命によって急激な変化を遂げつつある西部の開拓地で、インディアンとの戦争で武勲を上げた英雄であり刑務所の看守を務める騎兵隊大尉のジョーは、かつての宿敵で、ここに服役しているシャイアン族の長イエロー・ホークとその家族を部族の居留地へと送り返す任務を命じられる。イエロー・ホークはガンに冒され余命わずか。アメリカ・インディアンを憎んでいるジョーは嫌々ながら、このミッションを引き受けた。ニューメキシコからコロラド、そしてモンタナへ。コマンチ族の蛮行によって家族を殺された女性ロザリーも加わり、一行は北を目指す。行く手に待ち受けるのは、ならず者たちの相次ぐ急襲。危険に満ちた旅を通してジョーは気づく。イエロー・ホークと協力しないことには、生きてはいけない状況に置かれていることを...。

生き残りをかけて旅をしてきた主人公たちの前にラスボスとして登場するのは、『ウォーキング・デッド』でハーシェルを演じたスコット・ウィルソン。マギーの父であり、登場人物たちの精神的支柱であったハーシェルを演じた彼は昨年10月6日に76歳で永眠。シーズン4で命を落としていたハーシェルがシーズン9で再登場すると発表された直後だっただけに、その訃報が与えた衝撃は大きかった。名作映画『夜の大捜査線』や『冷血』、大ヒット犯罪捜査ドラマ『CSI:科学捜査班』のキャサリンの父サム役などでも知られ、世界中のファンに愛されたスコット。最後の映画出演となった本作では、生き抜くために宿敵と手を取り合い、数々の困難をともに乗り越えて目的地に到着したはずの一行の前に現れる、傲慢な地主一家の父親として登場している。家族、そして仲間のためにウォーカーと闘うハーシェルの姿を思い起こさせる戦闘シーンに期待してほしい。

1892年アメリカ。産業革命によって辺境の地が急速に開拓地や街へと変貌を遂げつつあるニューメキシコ州。インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務める騎兵大尉のジョー・ブロッカー(クリスチャン・ベール)は、かつて宿敵関係にあり、病気で寿命わずかなシャイアン族の酋長イエロー・ホーク(ウェス・ステューディ)とその家族を、部族の所有地があるモンタナ州へ護送する任務に就く。コマンチ族の殺戮により家族を失ったロザリー・クウェイド(ロザムンド・パイク)も道中でこの一触即発の旅に加わることに。一行は厳しい辺境地をなんとか乗り越え、1000マイルほど移動した頃、ついにお互いの協力なしでは生きていけない状況に陥ってしまう。果たして彼らは敵意と恐怖心を押し殺して手を取り合い、目的地まで辿り着くことができるのだろうか?

『荒野の誓い』(配給:クロックワークス/STAR CHANNEL MOVIES、提供:東北新社)は新宿バルト9ほかで公開中。(海外ドラマNAVI)

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『荒野の誓い』
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