ディズニーの新配信サービス「Disney+」で製作が進んでいるマーベルドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー/The Falcon and the Winter Soldier(原題)』は、キャプテン・アメリカの相棒ファルコンとウィンター・ソルジャーを主人公にしたシリーズだ。その新作ドラマに、映画『アベンジャーズ』シリーズを卒業したキャップが戻って来る可能性はあるのか、その点について演じるクリス・エヴァンスが答えていることがわかった。米Comicbook.comが報じている。(※本記事は『エンドゲーム』に関するネタばれを含みますのでご注意ください)
『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』からマーベル・シネマティック・ユニバースで10作品にわたり、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース役で活躍してきたクリス。
全世界興行成績で歴代1位となった大ヒット映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。そのラストでキャプテン・アメリカはインフィニティ・ストーンを元の場所へ戻すためにタイムトラベルで過去へと向かうが、その際にかつてアクシデントにより離れ離れになっていた元恋人ペギー・カーターのもとへ舞い戻り、現代で生きる代わりに1950年代で彼女と幸せな人生を送る道を選んでいた。
このほど米エンタメ情報番組『Entertainment Tonight』にゲスト出演し、『The Falcon and the Winter Soldier』にカメオ出演する予定があるのかと尋ねられたクリスは次のように答えていたという。
「いいや、おそらくないだろう。別れを告げるのは本当に辛かったけどね。(キャプテン・アメリカの最後の描かれ方について)マーベルはいくらでも間違いを犯す可能性があったけど、そうはならなかった。最後に見事に着地できたから、また戻ったらそれを台無しにしてしまうかもしれない。何かすごくユニークで、明らかに出演する必要があると感じない限りはね。だから今のところは、有終の美を飾れたことに満足したい感じなんだ」と、"絶対ない"とは言わないが、当分キャプテン・アメリカ役でカムバックするつもりはないとコメントした。
先日、『エンドゲーム』の脚本家クリストファー・マルクスも米Screen Rantのインタビューで「復帰させるためにわざとらしいものを作り出すことはしたくない」と述べ、キャップを最善のゴールに導くことができたと語っており、双方が納得する引き際を見つけられたことに満足していると明かしていた。
2020年の公開を予定している『The Falcon and the Winter Soldier』には、ファルコン役でアンソニー・マッキー(『ミス・リベンジ』)、ウィンター・ソルジャー役でセバスチャン・スタン(『オデッセイ』)が続投する。
最近クリスは、Netflixの実話を基にした映画『紅海リゾート -奇跡の救出計画-』に出演し、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でメガホンを取ったライアン・ジョンソンが監督を務めるアンサンブル・サスペンス映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』にも登場。本作は2020年1月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。(海外ドラマNAVI)
Photo:『アベンジャーズ/エンドゲーム』 © 2019 MARVEL