本能を信じることの大切さ!葛藤の中で強く美しく生きるヒロイン『ムーラン』

『美女と野獣』や『アラジン』で名作アニメーション映画の実写映画化を成功させてきたディズニーの新たなる挑戦。『ムーラン』実写版が先日よりDisney+(ディズニープラス)で配信中だ。そのヒロインの魅力についてご紹介しよう。

愛する父の代わりに、男性と偽って兵士となったムーランは、家の守り神である"不死鳥"に見守られながら、厳しい訓練と努力を重ねて驚くべき戦闘能力を開花させていく。闘いの日々の果てに、彼女を待ち受ける運命とは? そして、「本当の自分」と「偽りの自分」の間で葛藤する彼女が最後に下す決断とは...?

感動のドラマとスペクタクルな戦いが織りなすファンタジー・アドベンチャーの本作。すでに観た人からは「(主演の)リウ・イーフェイさんの魅力に惹かれる!」や「期待以上に楽しめました。アクションシーンも舞踊みたいで美しくてかっこいい」といった声が上がっているように、ディズニーヒロインのイメージを覆すような彼女の姿に多くの人が魅了されている。一方で、「本当の自分」と「偽りの自分」の狭間に置かれる複雑な心境も描かれていることが、男女問わず共感を集めている。

ディズニー史上最も勇敢な主人公ムーランを演じるのは、リウ・イーフェイ。2008年にジャッキー・チェン、ジェット・リー共演の『ドラゴン・キングダム』でハリウッドデビューを飾り、その後も数々のドラマや映画に出演するほか、歌手としての顔も持つ。

そんな彼女は、ムーランについて以下のように語っている。「私が演じるのは英雄だから、もちろんそういう側面も引き出さなければならないけれど、でも、人間って誰だって複雑なものだし、複雑だからこそ美しいんだと私は思うの。このキャラクターのエネルギーもそこにあるのよ」

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「女性はこうであるべき」という慣習や、「娘は結婚して家に名誉をもたらすもの」という風習の中で、どこか息苦しさを感じて生きてきたムーラン。戦士として戦地に赴く際には女性であることを隠し続け、「本当の自分」と「偽りの自分」の狭間で大きく心が揺れ動く。そんな中でも決して歩みを止めず、数々の戦闘や自分と似た境遇を持つ敵との出会いを通じ、彼女の中で少しずつ決意が固まっていく。リウが語る通り、複雑な想いの中で苦心しながらも、前を向き少しずつ成長していくムーランの姿は、まさしく人間味があふれる彼女の魅力の一つだろう。

リウはさらに「人生の中で自分に理解できるものだけに注目するのではなく、自分の本能を信じることの大切さを感じてもらえたら嬉しいわ。間違いなく自分に忠実であることね。だって、人生の中で自分のことを本当の意味で驚かせることができるのは自分だけだもの」と続けている。

家族への愛、一人戦う勇気を捨てることなく、自ら下したその決断に苦悩しながらも成長していくムーランの姿は、多くの人をつかむはずだ。新たなディズニーヒロインの勇姿をぜひその目に焼きつけてほしい。

■『ムーラン』配信情報
9月4日よりディズニープラス 会員、プレミアアクセスで独占公開中
*追加支払いが必要です。
詳しくはdisneyplus.jp へ

(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ムーラン』
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