米FOXのレスキュー・ヒューマンドラマ『9-1-1:LA救命最前線』のスピンオフドラマとして昨年放送開始された『9-1-1: Lone Star(原題)』(以下『9-1-1: LS』)で、レギュラー出演していたリヴ・タイラー(『ロード・オブ・ザ・リング』)が、更新されたシーズン2には戻らないことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
『9-1-1: LS』はテキサス州オースティンを舞台に、本家同様アメリカの緊急通報ダイヤルである911番の救急オペレーター、警察、消防署の隊員の活躍や葛藤を描いた作品。
リヴは、本作で救命医ミシェル・ブレイクを演じ、複数年契約でレギュラー出演していた。しかし、彼女はパートナーと5歳と4歳の二人の子どもたちとロンドンに住んでいるため、これまでの撮影はロンドンとロサンゼルスを行き来していた。子どもたちが休暇中の時にはロサンゼルスに呼び過ごしていたようだが、入国制限や隔離措置などが講じられているこの状況下での撮影は難しいものと判断し、今夏に降板の意志をプロデューサーに伝えたという。
ショーランナーのティム・マイナーは、「リヴ・タイラーのような映画スターを起用して、『9-1-1: LS』の立ち上げられたことは、どれほど最高なことだったのでしょう。私たちはリヴと一緒に仕事をするのが大好きで、ミシェル・ブレイクの心に響くパワフルな演技を見せてくれた彼女には感謝の気持ちしかありません。本家でのコニー・ブリットンのように、ミシェルの物語の一章を完結させることができましたが、まだまだ語り継がれるべき物語があると感じています。リヴがいつでも戻ってこられるよう、この作品への扉は開けています」と述べた。
Does Michelle come any closer to solving the disappearance of her sister? Stream #911LoneStar Season 1 anytime to find out: https://t.co/B4PzoUwCKP pic.twitter.com/xNJWvm0JJK
-- 9-1-1: Lone Star (@911LoneStar) May 12, 2020
リヴ演じるミシェルは私生活では行方不明の妹を探すという役どころでもあったが、シーズン1で降板する予定ではなかったにもかかわらず、ストーリーとしてはある程度の結論に達していた。
本家ではシーズン1の終了後にアビー・クラーク役のコニー・ブリットンが降板したが、その後ゲスト出演だが再び姿を見せている。彼女同様に、ミシェル役は再キャスティングされていないので、復帰の可能性もあるようだ。
『9-1-1: LS』シーズン2からは、『SUITS/スーツ』のジーナ・トーレスが救急隊長のトミー・ヴェガ役でキャストに加わることが決まっている。
『9-1-1: Lone Star』シーズン2は、当初夏の間に撮影を開始することになっていたが、結局10月12日になると伝えられている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『9-1-1: Lone Star』公式Twitterより