ジョージ・クルーニーが込めた繊細で温かいメッセージとは?『ミッドナイト・スカイ』

Netflixではジョージ・クルーニーが監督・製作・主演を務める映画『ミッドナイト・スカイ』を独占配信中だ。滅亡の危機に瀕した地球と広大な宇宙を舞台に描く本作で、ジョージはある理由から北極に残り続ける孤独な科学者オーガスティンを演じている。極寒の地でのサバイバルや宇宙空間が描かれる一方、繊細で温かいメッセージも込められている本作についてのジョージのコメントをご紹介しよう。

主人公のオーガスティンは、現在の惨状を知らずに地球へ戻ろうとする宇宙船クルーの存在を知り、交信を通じて帰還を止めるべく奔走する。ジョージはそんな作品について、「人間の内面も掘り下げて、希望を感じられるような繊細な人間ドラマも描きたいと思ったんだ」と語り、心温まる作品を目指したと説明。その目標のために思い切った決断を行ったようで、「台詞を全体の半分以下に減らした。生きることを諦めたようなオーガスティンが、クルーを救うために奮闘するような温かな人の心を取り戻す様子を描くには、"静寂さ"が鍵になると思ったんだよ」と、言葉ではなく表情や演技で魅せることで、自身が意図するメッセージがより深く伝わるよう尽力したことも打ち明けた。

様々な創意工夫を経て完成させた本作について、ジョージは「異常な状態の時ほど、人はいつも通りの安心感を得ようとして、もがいていく。そんな中で、人が人を想う優しさや思いやりの心が何より大切だということを感じてもらえるんじゃないかな」と述べている。

滅亡の危機にある地球で、ある理由から最後の撤収便に乗らず、北極に残り続ける孤独な科学者オーガスティンは、ある日、地球に残された謎の少女と出会い、不思議な共同生活を始めることに。そんな時、長い探査任務を終えて地球へ戻ろうとする宇宙船の乗組員サリーらの存在を知ったオーガスティンは、交信を通じて地球の惨状を伝えるべく奔走。果たして、孤独な男は宇宙船の面々を救うことができるのか? そしてオーガスティンが地球に残ることを選択した理由とは?

Netflix映画『ミッドナイト・スカイ』は独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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Netflix映画『ミッドナイト・スカイ』