『ザ・クラウン』ジョシュ・オコナー、『ゴッズ・オウン・カントリー』監督とクィアホラー映画で再びタッグ

Netflixオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』で若かりし頃のチャールズ皇太子役を演じ、ゴールデングローブ賞に輝いたジョシュ・オコナー。2017年公開の映画『ゴッズ・オウン・カントリー』でタッグを組んだフランシス・リー監督の長編映画第3作目であるクィアホラーで主演を務めると米Outが伝えている。

ジョシュに英国インディペンデント映画賞主演男優賞をもたらした映画『ゴッズ・オウン・カントリー』。本作は長年俳優として活動してきたフランシス・リーの長編監督デビュー作で、ジョシュとアレック・セカレアヌを主演に迎えて二人の青年の情熱的な恋愛を描き、サンダンス映画祭やベルリン国際映画祭など世界各国の名だたる映画賞で絶賛された。

監督第二作目の『アンモナイトの目覚め』ではケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンを主演に迎え、二人の女性が心を開放していくドラマを描き出し、クィアドラマを絶対的な得意分野としたリー監督だが、監督第3作目ではクィアホラーに挑戦するという。

タイトルなどの詳細は未発表だが、壮大な荒野の中で孤独な思いをしている若い青年を描いた小説を題材とし、階級やクィアといった要素が盛り込まれた内容になるとのことで、主演は『ゴッズ・オウン・カントリー』でリー監督とタッグを組んだジョシュが務めるという。

昨年The Film Stageに「僕の好きなジャンルはホラー。ずっと本当に本当にまじで怖いホラー映画を作りたかったんだ。今、取り掛かっているよ。」と語っていたリー監督。昨年末にはMetro Weeklyに対し、深く親密な人間関係の話になることや20世紀を舞台にしていることなどを明かしていた。撮影がひと段落してから話したいことがまだまだあるそうだ。

リー監督といえば草原や海岸など自然の厳かな美しさの描写も得意技のひとつ。最新ホラーではどの地を選び、どのような俳優と物語を描き出すのか。続報を待ちたい。(海外ドラマNAVI)

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ジョシュ・オコナー
©James Warren/Famous