『ベター・コール・ソウル』ボブ・オデンカーク主演、ただのオヤジがただ者でなかったら?『Mr.ノーバディ』日本版予告映像解禁

"何者でもない"ただのオヤジが、ただ者でなかったら? 『ベター・コール・ソウル』のジミー・マッギル役でおなじみボブ・オデンカークが主演を務める痛快ハードボイルド・アクション映画『Mr.ノーバディ』の日本版ポスター&予告映像が到着した。

『ジョン・ウィック』シリーズの生みの親デレク・コルスタッドが脚本を務め、全編主人公目線のカメラワークで展開する挑戦的な演出で話題となった『ハードコア』のイリヤ・ナイシュラーがメガホンをとる『Mr.ノーバディ』。

「火曜日、ゴミ当番。愛車は路線バス」と退屈なルーティンを日々繰り返す"何者でもない"主人公のハッチ。仕事では過小評価され、家庭ではリスペクトできない父親として扱われるなど、人生の苦難をぐっと受け止めながら生きる、地味で平凡な"何者でもないただの男(NOBODY)"。

ある夜、郊外にある自宅に二人の強盗が押し入ったとき、ハッチは暴力を恐れ、父親らしく、そして男らしく、反撃することが出来なかった...。事件をきっかけにさらに家族から失望され、同じ職場の義弟にもいちゃもんをつけられ、胸の中で煮詰まっていた怒りがふつふつと湧き上がっていく...。そして、ふと路線バスで出会ってしまったチンピラたちの安直な挑発がトリガーとなり、遂にド派手にブチギレる!!!!

今回公開された日本版予告映像では、家族にも隣人にも街のチンピラにもナメられまくるハッチが、ついに積年のストレスを爆発させた瞬間、有名アクションヒーローたちも顔負けの暴れっぷりで向かってくる敵をひたすらブチのめしまくる姿が映し出されている。路線バスでの乱闘が盛大にエスカレートしていくこの男の物語の行く末と、センセーショナルな痛快アクションに期待が高まるばかり。

冴えない中年男の主人公を演じたボブ・オデンカークは、プロデューサーとしても本作に参画。従来このような映画では、悪者が自分よりもタフな"間違った男"に手を出してしまったことが発端となることが通例だったが、今回ボブが描こうとしたアイデアは、悪者が本来反撃なんてするはずのない"正解の男"に手を出したとしたら?というもの。

ボブは「これまでにやったことのないような映画にしたいと思っていた。ハリウッドをよく知っている人なら、『Mr.ノーバディ』のような個性的な映画が作られる可能性が低いことを知っているだろう。最初から自分でスタントをやりたいと思っていたし、現代の最高のアクション俳優とまではいかなくても、それに匹敵するスタントをやりたいと思っていた」と振り返っている。

"ただのオヤジ"による、かつて見たことのないド派手なキレっぷりをぜひ劇場で目撃してほしい。『Mr.ノーバディ』は、6月11日(金)全国公開。(海外ドラマNAVI)

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『Mr.ノーバディ』© 2021 Universal Pictures