『キャッシュトラック』スコット・イーストウッド、ガイ・リッチー作品は「主人公も敵も悪人だったりする」

ジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー監督が16年ぶりにタッグを組んだクライムアクション映画『キャッシュトラック』。本作で大金を狙う強盗グループの一人、ジャンを演じるスコット・イーストウッド(『ワイルド・スピード ICE BREAK』『スーサイド・スクワッド』)のインタビュー映像を独占公開。

『エクスペンダブルズ』や『ワイルド・スピード』シリーズなどへの出演で今やハリウッドを代表するアクションスターとなったジェイソン・ステイサムが主演を務め、彼のデビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』以来、『スナッチ』『リボルバー』と共に作品を製作してきた盟友ガイ・リッチーがメガホンを執るクライムアクション『キャッシュトラック』。フランス映画『ブルー・レクイエム』を下敷きに、ステイサムの魅力が存分に生かされたアクションと、謎の男と大金強奪計画が絡み合う。

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LAにある現金輸送専門の警備会社フォーティコ・セキュリティ社。日々、現金輸送車を運転するのは、特殊な訓練を受け厳しい試験をくぐり抜けた強者の警備員たち。そこに雇われた新人パトリック・ヒル(ジェイソン)通称"H"は、試験をギリギリで合格したたため、周りから特に気に留められる存在ではなかった。

しかし、彼の乗ったトラックが強盗に襲われた時、驚くほど高い戦闘スキルでそれを阻止する。さらに、再びHの乗るトラックが強盗に襲われると、彼の顔を見た犯人たちはなぜか金も奪わずに逃げてしまう。彼は一体何者なのか? 周囲が疑心暗鬼に陥る中、全米で最も現金が動く日"ブラック・フライデー"にフォーティコ・セキュリティ社に集まる1億8000万ドルの大金を狙う強奪計画が進行していた...。

本作で1億8000万ドルの大金を狙う強盗グループの一人、ジャンを演じるスコット・イーストウッド。自身の演じたジャンについて「危険だ。危ない男」と語り、「ジャンの第一印象は短気な人間。そして予測不可能。だからそんな彼に魅力を感じたんだ。エネルギッシュで面白い人間だから」と役柄に惹かれた理由を説明する。

本作で初めてガイ・リッチー作品に出演したスコット。リッチー監督作品の特徴を「犯罪者の裏側を描いていること。でも登場人物には欠点があるし、それぞれ何かしらの問題を抱えている。だから面白いんだと思う。登場人物に共感できる。たとえ、それが犯罪者やひどいことをした人でも、どこかに共感できる部分がある」と巧みな人物描写に共感する点を挙げる。

また、本作への出演を「僕の役者人生のハイライト」とまで言い切り、「彼はウソのない監督だ。それにハリウッドの監督っぽくない。そこが好きなんだ。とにかく現場で仕事をやり遂げる。シンプルだけど面白い方法でね。一緒にやれてよかったよ」とリッチー監督との初仕事に大満足の様子だ。

「ガイ・リッチーの作品が面白いのはグレーな部分が多いからだ。主人公も敵も悪人だったりする。白黒はっきりしないことで映画が面白くなってると思う。あとは、ガイ・リッチー作品らしく死人も出るし楽しんでもらえると思う」と監督らしいエッセンスに富んだ本作の魅力をアピールした。

本作にはジェイソンやスコットの他、アンディ・ガルシア(『オーシャンズ11』)、ホルト・マッキャラニー(『CSI:マイアミ』)、ジェフリー・ドノヴァン(『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』)、ジョシュ・ハートネット(『ナイトメア ~血塗られた秘密~』)、ラズ・アロンソ(『ザ・ボーイズ』)、エディ・マーサン(『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』)らが出演している。

映画『キャッシュトラック』は、10月8日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

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