『LAW&ORDER』シーズン21放送直前!サム・ウォーターストン「第1話に大好きな人が出る」

20シーズン放送され、エミー賞を受賞した犯罪捜査ドラマの金字塔『LAW & ORDER ロー&オーダー』。シーズン21として11年ぶりに復活することは当サイトでもお伝えしてきたが、17シーズンにわたりジャック・マッコイを演じたサム・ウォーターストン(『グレイス&フランキー』)が、放送直前のインタビューで本作に対する思いと第一話目に出演するキャストについて語った。米Varietyが報じている。

本作にはサムと共にケヴィン・バーナード刑事役のアンソニー・アンダーソン(『ブラッキッシュ』)もカムバックすることがわかっているが、レギュラーの出演者以外にも、ゲスト出演者のカムバックも多く用意されているようだ。そんな気になるキャストについてサムは以下のように話している。

「このようなテレビ番組をニューヨークでやる上での素晴らしいことのひとつは、ゲスト出演者にとって本当に魅力的な役柄があることです。ですから毎週素晴らしいサプライズがあることを期待しています。実は第1話で、私が地球上で最も好きな人の1人が戻ってくるのです。それが誰なのか今はまだ教えられませんが、"彼女"を見たらきっと皆喜ぶと思います」

ショーランナーのリック・アイド(『シカゴP.D.』)は、本作に復帰するスターたちについて、「彼らなしでも番組は作れたと思うが、そうしたくはなかった」と話している。

では、戻ってくる俳優の中でサムのお気に入りの人物はいったい誰なのか。20シーズン、全456話分のエピソードがある中で予想するのはなかなか難しいだろう。

しかし、クリエイターであるディック・ウルフの手がける別作品に出演する俳優の出演は困難であると考えることができる。例えば、391エピソードに出演しNAACPイメージ賞を4度受賞したアニタ・ヴァン・ビューレン役のS・エパサ・マーカーソンはその一人で、現在は同じくウルフが手掛ける『シカゴ・メッド』に出演中のため、カムバックはかなわないだろう。アラナ・デ・ラ・ガーザ(『クリミナル・マインド 国際捜査班』)はシーズン16で地方検事補コニー・ルビローサとして参加し、放送最後のシーズン20まで出演した。その後、彼女は2018年に『FBI:特別捜査班』のキャストの一人として発表されて以来、担当特別捜査官イゾベル・カスティーユを現在も演じている。

その他にも20年の間に多くの女性が登場した本シリーズ。レスリー・ヘンドリクス(『ブラックリスト』)が検死官エリザベス・ロジャースを143話、キャロリン・マコーミック(『マダム・セクレタリー』)がエリザベス・オリヴェット医師を85話、エリザベス・ローム(『メンタリスト』)が検事セリーナ・サウザリンを85話、アンジー・ハーモン(『リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線』)が検事アビー・カーマイケルを72話、キャリー・ローウェル(『007/消されたライセンス』)が検事ジェイミー・ロスを49話にわたって演じた。

また、復活版の本作ロケ地に足を踏み入れたサムはその時のことを振り返り、「非現実的で信じられませんでした。まるでタイムスリップしたような感覚です。本棚の本や床の材質に至るまで、細部にわたってセットが作られていました。それがすべて自分のためにできたものではないことはよく分かっているはずなのに、自分の人生にタイムスリップする機会を与えられているという感覚が湧き出てくるのです」と話している。

数多くのヒット作を生み出したウルフが製作総指揮を務める『LAW & ORDER ロー&オーダー』は、これまでに『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班』『LAW & ORDER:陪審評決』、米TV史上最長の実写シリーズとしての記録を打ち立てている『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』や、3月に日本に上陸する『LAW & ORDER:組織犯罪特捜班』など多くのスピンオフが製作されてきた。

『LAW & ORDER ロー&オーダー』シーズン21は、米NBCにて2月24日(木)より放送開始。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

サム・ウォーターストン©FAM009/FAMOUS