大都市シカゴの治安が悪いエリアで暮らす、常識外れのギャラガー家を描くシニカルな家族ドラマ『シェイムレス 俺たちに恥はない』で長女フィオナを演じているエミー・ロッサムが、新作ドラマで『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドと共演することが明らかになった。米Deadlineが報じている。
二人が出演するのは、Apple TV+による『The Crowded Room(原題)』。アキヴァ・ゴールズマン(『スター・トレック:ピカード』)が脚本と製作総指揮を務める本作は、精神疾患を患いながらも、精神疾患とうまく付き合って生きていくことを学んだ人々の感動的な物語を集めたアンソロジーシリーズ。全10話構成のシーズン1は、ゴールドマン自身の人生に一部基づいており、「アルジャーノンに花束を」で知られる作家ダニエル・キイスのノンフィクション小説「24人のビリー・ミリガン」にインスパイアされたものだという。
ゴールズマンとともに製作総指揮を務めるトムは、ビリー・ミリガンをモデルにした主人公のダニー・サリバンを演じている。ビリー・ミリガンは解離性同一性障害のために初めて無罪判決を受けた実在の人物。1977年にオハイオ州で連続レイプ犯として逮捕されるも、その後の精神鑑定の結果、彼の中に複数の別人格が存在しており、犯行はそのうちの一人によるものだという驚愕の事実が明らかになった。
そして、実年齢ではトムと10歳ほどしか違わないエミーがダニーの母キャンディを演じる。キャンディは生活苦の中で、他の誰かに救われることを求める人物という役どころ。また、同じくキャストとして発表されたアマンダ・セイフライド(『闇はささやく』)は、自らのキャリアで最も困難なケースに直面する臨床心理学者リヤを演じる。
本作は、米Apple Studioと米ニュー・リージェンシーの共同制作。ゴールズマンは自身のWeed Road Productionsを通じて製作総指揮を担う。また、スザンヌ・ヒースコート(『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』)、アレクサンドラ・ミルチャン(『ザ・テラー』)、アーノン・ミルチャン(『ライトハウス』)、マイケル・シェイファー(『ザ・シークレットマン』)、シーズン1で監督を務めるコルネル・ムンドルッツォ(『私というパズル』)らも製作総指揮を務める。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
エミー・ロッサム©NYKC/FAMOUS/トム・ホランド©James Warren/Famous