『NCIS』ジミー・パーマー役ブライアン・ディーツェンが作品への思いを語る

米CBSの人気犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』で、シーズン1からジミー・パーマーを演じるブライアン・ディーツェンが、過去のジミーと今後目指したいキャラクター像について語っている。

ブライアンは、これまでNCISチームの重要なメンバーの一人、ジミー役で貢献してきたが、シーズン19の第13話「The Helpers(原題)」では脚本も担当。クリエイティブなアプローチで新たにシリーズに取り組んだ彼が、米Varietyのインタビューで語っている。「長年にわたり、私が親密かつ密接に理解してきたキャラクターたちに言葉を与え、何かを生み出すクリエイティブな要素は非常に多くの意味を成していたように思います」

そう述べたブライアンだが、数年前にショーランナーのスティーブ・ビンダーに脚本家としてアイデアを探求するゴーサインを与えられたというが、まるで若かった頃のジミーのように引っ込み思案になり、執筆に対して積極的になれなかったと振り返る。「番組にはTV業界で最も才能があり、過小評価されている脚本スタッフがいるので、(俳優の自分が脚本を書くことは)傲慢だと見なされるかもしれないと思いました。正直に言って、出しゃばりたくなかったんです」と、その理由を説明している。

またブライアンは、場違いなことばかり言ってギブス(マーク・ハーモン)に睨まれていたジミーのキャラクター像を、20年間も維持することは難しいとコメント。音楽に例えて、いくらビートが素晴らしくても、その音が何度も再生されたら、一つの音しかない曲をずっとは聴き続けられないと述べている。

別の言い方として、「"人々が最初に愛した同じDNAを保ちつつ、いかにキャラクターを維持するにはどうすればよいだろうか?"という点が課題になります。ジミーを認識できないほど変える必要はありませんが、別の人間にならなければなりません。そうでなければ、漫画のキャラクターになってしまうから。だから、みんなホーマー・シンプソン(アニメ『シンプソンズ』のキャラクター)が大好きですよね。彼はシーズン1からシーズン35までホーマーですから。ですが私は人間なので、そうはなれません」

20年間も同じキャラクターを演じてマンネリにならないためには、少しずつキャラクターを成長させて変化をつける必要があると持論を語っていた。

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン19は、CBSにて毎週月曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)

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