12月15日、都内某所にて、映画『ニューイヤーズ・イブ』に出演された俳優のザック・エフロンを囲んでの記者会見が行われました。NAVI編集部もこの会見に潜入し、ザックの話をいっぱい聞いてきました!
インタビューの内容、ほぼ丸ごと全部、掲載しちゃいますね!
(日本語で)コンニチハ、ザック・エフロンデス!
-ゲイリー・マーシャル監督とのお仕事はいかがでしたか?
ゲイリー・マーシャルはハリウッドでも、また俳優たちの間でも「生きる伝説」なんです。彼は本当に素晴らしい素敵な方です。まさに「いいところ」ばかりの人で、尊敬しています。今回一緒にお仕事ができ、とっても光栄でした。(以前、『ヘアスプレー』でザックと共演した女優の)ミシェル・ファイファーからも彼のことをいっぱい聞かされていたんですが、「あなた、この仕事を受けなかったら一生後悔するわよ」って言われました。当初はミシェルと一緒に仕事ができることばかり考えていましたが、実際に監督と同じ現場で仕事をして、本当に感動しました。そして仕事をしてみて、ああ、確かに彼は「生きる伝説」なんだったことがわかりました。
-撮影時のエピソードを教えてください。特にタイムズスクエアでのシーンはいかがでしたか?
僕はニューヨークで新年を迎えたことがなくて、TVで毎年ボールドロップをみていたんです。非常に幻想的で神秘的な光景だと感じていました。タイムズスクエアでのシーンは、衣装を着て、大勢の人が集まって、あの場面を撮影していましたがまさに幻想的でした。そしてミシェルとのキスシーンもありましたので、一緒に忘れられない思い出になりました。
-ミシェル・ファイファーさんとの共演の感想は? またセリフのなかに「あなたの倍の年齢よ」というのがありましたが、ザックさんは倍くらいの年の女性はどうですか?
ミシェルは大好きな女性です。以前、『ヘアスプレー』という作品で一緒に仕事をしました。そのときも本当に素敵な女性だなと思っていましたが、その頃は自分も若かったしすごく緊張していました。なにしろ、相手はミシェル・ファイファーという大女優でしたから。
今回は彼女のほうから電話がかかってきて、「この映画に出ない? あなたがでるなら私もでるわ」というメッセージが(留守電に)入っていたんです。ぼくはすごく舞い上がってしまい、本当に嬉しかった。そして一緒に話し合って、この作品をもっとロマンティックなものにしようと伝えました。...もうその電話が本当に嬉しくって、一緒忘れられないです。一緒に仕事をもして...本当に素敵だったし。年齢というものは、ロマンスには関係ないと思います。二人が愛し合っていればいい。ぼくはミシェルを本当に愛しています。
-"メッセンジャー"という役はいかがでしたか?
ポール(ザックの役名)はニューヨークでたくましく生きている人だと思うんです。メッセンジャーというのは自転車でニューヨークのいろんなことを走り回っていろんな物を届ける仕事です。だから本当にフットワークが軽く、いろんなことができ、実現できるんです。だから、今回のシチュエーションとしてにはふさわしい役だと思います。
-たくましい、ということですが、ザックさん自身も身体をマッチョに鍛えていると思いますが、身体作りでなにかされていることはありますか?
毎日ワークアウトしてます。でも日本にきてからちょっとサボってます(笑)日本に着いてからはラーメンを食べたり餅を食べてますね。実は餅つきを体験しまして、自分でついたお餅を食べたんです。周りの人にもふるまいましたね。あとラーメン、神戸牛、お饅頭も食べてお抹茶を飲んで...そう!、寿司も食べましたよ!(笑)
-日本では、今年一年を振り返って漢字一文字で表現するということをするのですが、ザックさんが今年一年を振り返って、英単語で表現するなら何と書きますか?
"dedication(献身)"と"FOCUS(焦点)"。なぜかというと、今年一年、僕は頑張っていろんな映画に挑戦しよう、と自分に目標を課し、仕事に身を捧げたんです。その結果、全部クリアできてこれまでとは全然違う役にも挑戦できたので、ぜひ皆さんにも見てほしい。"FOCUS"はそういう(注目してほしいという)意味ですね。
―今回のキャラクターが好きとおっしゃっていましたが、どのシーンが好きですか? そして、撮影時にすごく苦労したのでぜひチェックしてほしいシーンは?
気に入ってるシーンは、ミシェル・ファイファーと共演しているシーンすべてです。特に最後の方で、二人が別れていくところ。僕が彼女から受け取ったチケットを見て、自分の本当の気持ちに気がつくシーンが好きです。でも、やっぱりお気に入りのシーンはミシェルとのキスシーンです(笑)僕はそのシーンを撮る前から一人で練習を重ねていて、緊張していたので何度も何度も練習して、完璧な瞬間、とてもロマンチックな瞬間にしたいと思っていたんです。
でも、現場に行ってみたら、身体の芯まで冷えるくらいものすごく寒くて、そして風も強くて。何万もの人が僕とミシェルの間にいて、さらに大量に紙吹雪が舞っていて。だから「action!」と声がかかると、ミシェルにたどり着くのがまず大変で、ようやく辿り着いて彼女にキスをしようと思ったら、口の中に紙吹雪が入ってしまって! キスする前にペッと吐き出し、その瞬間を彼女に見られないよう非常に苦労しました。僕が恐れていたことすべてが起きたという感じでした!...最終的にはちゃんとキスできましたけどね。
-日本は今年震災があり、大変な一年でした。日本のみなさんにメッセージを。
大みそか、まさに"ニューイヤーズ・イブ"ですが、この映画でも言っていますが、非常に重要な日だと思います。この一年のことを振り返ったり、過去のことを思い出したり...だからこそ、新年を愛と希望に満ちた一年にしよう、そういう前向きな姿勢で臨むのが大事だと思う。希望と幸せと愛と許しに満ちた年になりますように。
-エフロンさんの靴下、とても素敵ですよ!
(左右の柄が)全然合ってないことに今気がつきました(笑)今言われてすごい恥ずかしいです。
(それがハリウッドスター流?と聞かれて)まさにそうです! 今流行りだしています!
-そうそうたるメンバーが出演したこの映画ですが、それについての感想を。
今回の作品はロバート・デ・ニーロを始め、ミシェル・ファイファー、ヒラリー・スワンクなど、エミー賞をとるようなオールスターキャストが出ていますが、実際に撮影では一緒になってないことが多いです。でも、同じスクリーン、同じ映画に出てるということはとっても気分がよかったです。ときどきそれが信じられなくて、自分をつねってみたりもしました。自分が中学1年生のときに舞台に立った時は、観客が15人しか入らないということもありました。でも今こんなすごい人たちと一緒に仕事をしているんだと思うと、本当に素晴らしいことです。僕のヒーローたちと仕事ができたってことですから。
―あなたにとって、思い出に残る大みそかは何ですか? また今年の大みそかはどのように過ごす予定ですか?
今思い出したんですが、いちばん記憶に残る大みそかって何度も聞かれたんだけど...なんで今まで思い出せなかったんだろう。
去年の大みそかのことなんですが。ある友達のディナーに呼ばれて、知ってる人があまりいなかったんですが、ちょっと薄暗い部屋で空いてる席を探していたら唯一空席を見つけ、そこに座ったら隣がロバート・デ・ニーロだったんです。すごく思い出に残る大みそかです。本当になんで今までこれを思い出せなかったんだろう!
隣がロバート・デ・ニーロ!もちろん僕はロバートが来ているなんて知らなかった。ものすごくぎこちなく、緊張しちゃって何をしゃべっていいかまったくわからなかった。で、ずっと黙ってはいたけれど、このチャンスを逃しちゃいけない! と思って、ロバートの方をぽんと叩いて、「ぼく、ザック・エフロンと申します。俳優なんです。ぼくはずっとあなたのことを尊敬していて、あなたの演技を見てこの世界に入りたいと思って、今この仕事をしています。人生一度しかないと思って、あなたとこう、話をしているんです。」と言ったんです。そしたら彼が「ぜひ今後キミと一緒に仕事ができたらいいね」と言ってくださったんです。そしたらこの映画につながったんです!
-女性に夢を届ける役どころ...に絡めて、ザックおすすめのデートの演出方法を教えてください。
(しばし考え込んで)今度教えるってことでいいですか?(笑)今考え付くのは、二人で飛行機でハワイに飛んでいって1週間ビーチで過ごしてそれから先も一緒にいる...って感じかな? そしてもち突きもする...と(笑)
-最後に、出演作を日本のみなさんにどんな風に見て欲しいですか?
日本のみなさん、今年は本当に大変だった年だと思います。
この映画を通して、少しでも希望を与えられたら、そして前向きな姿勢で未来に臨めたら、と思います。この映画を携えて来日できたことを感謝しています。この映画を見て幸せな1年にしていただきたいと思います。(海外ドラマNAVI)