人気シリーズ『ウォーキング・デッド』に映画化のうわさが流れている。ホラー専門サイトの米Bloody Disgustingが、『ウォーキング・デッド』の番組関係者やAMCのオフレコ情報として、映画化の企画が浮上していることを明らかにした。
『ウォーキング・デッド』はロバート・カークマンの同名コミックを映画『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボンがTVシリーズ化したもの。ゾンビがはびこる終末世界に生き抜く生存者たちをヒューマン・タッチで描きあげ、2010年の放送スタート以来、全米で大人気を博している。
しかし意外にも、原作者のカークマンは当初、作品の映像化には懐疑的だったらしい。今年、コミコンに登場したカークマンは当時を振り返って「まず(時間の制約を考えると)映画にしたいとは思っていなかったし、かといってTVは売り込みが大変だから無理だと思ってた。しかしAMCがしっかり準備を進め、TVシリーズ化を実現してくれた。映像化の脚色については恐ろしい話を聞くけど、このシリーズは一つ一つ丁寧に作品世界の要素を物語にしてくれてる。完ぺきだ。自分は恵まれていると思ってる」と述べている。映画化についても、『LOST』や『24-TWENTY FOUR-』のように実現しなかった例もあれば、『SATC』のような成功例もあり、何が起きるかはわからない。今回のウワサもまだ憶測に過ぎないが、ファンとしてはぜひ迫力のゾンビシーンをビッグスクリーンで堪能したいものだ。
現在製作中のシーズン3はデビッド・モリシーとダナイ・グリラを迎え、アメリカで10月にスタートする予定だ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』
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