"次代の『バフィー 恋する十字架』"なるか? アメリカで最近刊行されたヤングアダルト向けの小説『Embrace』(ジェシカ・シャービングトン作)を、TVシリーズ化する動きが進行中だ。

原作の主人公は、ヴァイオレット・イーデンという名の若い女性。自分が天使と人間の間に生まれたことを知ったヴァイオレットは、堕天使と地上の守護者との間で一世紀にわたって続く戦争に身を投じる、というストーリーになっている。

現在は、米CW局の発注により、『リスナー 心を読む青い瞳』『ミッシング サイキック捜査官』『ジョン・ウーの狼たちの絆』を手がけたビル・ローリンとグレン・デイビスが脚本を執筆中。二人は製作総指揮にも名を連ねる。また、スティーヴン・スピルバーグが率いるアンブリン・テレビジョンと、CBSテレビジョン・スタジオの製作により、来季の放送を目指しているところだ。

なお、CW局(並びに前身となるWB局)は、これまでに『エンジェル』『チャームド ~魔女3姉妹~』『ヴァンパイア・ダイアリーズ』『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』と、若者向けの超自然系ドラマを得意としている。本作が『バフィー』並みの人気作となるかどうか、注目したい。(海外ドラマNAVI)