最後に話を聞いたのは美術担当のスティーヴン・ビアトリスさん(Stephen Beatrice)。
『ホワイトカラー』では、美術品をめぐっての事件も起きるが、自らを「僕たちは職人なんです」というビアトリスさんたち美術スタッフはそうした美術品、工芸品などを作っているのだという。
訪問した当日、製作していたのは、シーズン4の15話に登場する彫像を作っていた。聞くところによると、「有名なアーティストの彫像を、その愛弟子が・・・そしてニールが・・・」という内容らしい。(ネタばれになるのでこれ以上はすみません!)
過去、彼らが作ったものはと聞いてみたら、シーズン1から2に登場したオルゴールからナチスの潜水艦、そこに積まれた絵画の数々など、「工芸品的なものから、潜水艦まで作ってます」という。「シーズン4はとくにアートワークも多いし、それ以外にも僕らの仕事は多い」とかなりご活躍の様子。
その後、ビアトリスさんの案内で、スタジオ内のセットを見学。まず、ニール(マット・ボマー)が暮らすゲストハウスへ。マンハッタンの摩天楼が望めるというバルコニー付きの部屋はセットとはいえ、なかなかおしゃれです。
続いてはピーター(ティム・ディケイ)のお宅を拝見。「これまでに、キッチンを作り直しましたし、1階の裏庭も少し広く改造しています」。
セットとはいえ、エピソードに合わせて、どんどんリフォームしているという。「たとえば、ピーターたちの寝室の壁色は、シーズン1の頃、黄色がかっていたのですが、実際に撮影すると色があまり良く映らなかったので、ここも変えています。また、ドラマが進んでいくにつれて、ピーターとエリザベス(ティファニー・ティーセン)の夫婦の絆も深まっていく。そういった内容に合わせて、より自分たちの家らしく、手を入れていく。とくに、エリザベスのキャラクターがどんどん前面に出てきて、彼女のプロフィールにインテリアデザイナーやキュレーターの仕事の経験が加わった。そんなことも、家のリフォームの背景にはあるんです」。
最後に、FBIのオフィス内部を拝見。
ニールとピーターが二人仲良く現れるエレベーターは、動かないけど...きちんと作られている。そして整理整頓されたニールの机! ピーターの部屋には愛妻エリザベスの写真が飾られていたり...、おお、まんまテレビで見る通りの「ホワイカラー・クライム・ユニット」のオフィスに足を入れたぞ! と感動しながら、本日のスタジオ探訪終了!
さて、スタジオ探訪で「はい、さよなら」そんな訳がない! このあと、いよいよ出演者に突撃インタビューします!
続きはまた来週末!
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☆『ホワイトカラー』シーズン3は、20世紀フォックスより好評発売中!また、AXNミステリーで10月13日(土)からシーズン1~3までの一挙放送も決定!
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