これまで監督探しが難航しているとされていた『スター・ウォーズ』(以下、SW)の新作映画を、J・J・エイブラムスが監督するかもしれない、というニュースを昨日お伝えした。その後、SW公式サイトの発表により、このニュースが事実であることが確認された。
SW公式サイトの発表は次のとおり――「メールや電話によるやりとりをへて、正式な手続きが完了しました。ようやく誰もがほっと息をつき、興奮のるつぼとなっているインターネットできちんと情報を分かち合うことができます。そうです。J・J・エイブラムスは『スター・ウォーズ エピソード7』を監督します。この作品は、ルーカスフィルムがキャスリーン・ケネディの指揮下に入ってから初めてのSW映画にあたります」。
この発表にともない、ケネディ社長は次のように述べている。「新たなSWの映画製作に乗り出すにあたり、J・Jに手綱をとってもらえるのはとても胸が高鳴ることです。本作の舵を握るのに、まさにうってつけの人物だからです。映画製作者としての素晴らしい天性に加え、SWを直感的に理解している。SWの本質を知るJ・Jはその才能を駆使し、決して忘れることのできない映画を生み出してくれることでしょう」
また、SWの生みの親であるジョージ・ルーカスも、「映画製作者として、そしてストーリーテラーとしてのJ・Jにはいつも感銘を受けていた。新たなSW映画の監督として理想的な人選であり、シリーズを引き継いでもらうのにこれ以上の人物はいないだろう」と、エイブラムスを大絶賛。このほか、過去のSW映画とエイブラムス作品の両方にかかわったスタッフなどが、エイブラムスの才能を賞賛し、参加を喜ぶコメントを寄せている。
そしてエイブラムス本人は、「SWサーガの新たな章にかかわり、キャスリーン・ケネディをはじめ、非凡な才能をもつ人々と一緒に仕事ができるのは、本当に光栄です。ジョージ・ルーカスへの感謝の気持ちは、子ども時代よりもいまのほうが強いかもしれません」とコメントしている。
約3か月にわたり、SWファンをやきもきさせてきた監督探しは、意表を突く形で決着がついた。しかし、監督を否定しつづけてきたこれまでの発言は何だったのか、など、エイブラムスが今後もメディアやファンから質問攻めにあうのは間違いないだろう。(海外ドラマNAVI)
Photo:J・J・エイブラムス
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