英ITVの人気貴族ドラマ『ダウントン・アビー』のクリエイター、ジュリアン・フェロウズが降板する可能性が浮上している。
ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、米NBCで製作予定の新作ドラマのパイロットについて聞かれたフェロウズは、「新シリーズを製作することになったら『ダウントン~』の脚本を最後まで書けないかもしれない」と、本作を降板する可能性をほのめかした。続けて「それまでに、すべてのハードルをクリアできていれば、新シリーズに集中できる。その時に、まだ『ダウントン~』が続いていれば、もちろん私が決めることではないが、おそらく他の誰かが脚本を担当することになると思うよ」とコメントするフェロウズ。すべては新シリーズ製作のタイミング次第であることを強調した。
「作品には命があると信じている」と話すフェロウズは、本作への思い入れも強く、決して降板を望んでいるわけではない様子だが、現時点で本作はシーズン4への更新が決まり、シリーズ終了の予定はない。本作が継続している間に新シリーズの製作が決定すると、二つの作品を同時に手がけるのは物理的に難しいため、降板せざるを得ないと考えているようだ。
2012年にはエミー賞で助演女優賞を含む3冠を達成し、世界中で高い評価を得ている『ダウントン~』。シリーズが続く限り、フェロウズの脚本で視聴者を魅了してほしいものだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ダウントン・アビー』バイオレット役のマギー・スミス
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