NHK Eテレで毎週水曜19:25から放送中の学園ドラマ『ビクトリアス』。ひょんなことからハリウッドの芸術高校に通うことになったトリー(ビクトリア・ジャスティス)は、あこがれの学校に入って喜んだのもつかの間、個性的すぎるクラスメートに囲まれ、波乱万丈の学園生活を送ることに...。本作でトリーのクラスメイト、ロビーを演じるマット・ベネットが先日来日し、プライベートの合間を縫って日本語版制作現場に登場! パペットの「レックス」といつも一緒にいる、シャイでちょっと変わった少年ロビーを演じるマットが『ビクトリアス』を語ります。
――今回来日された理由は?
ずっと日本のカルチャーが大好きでした。最近(ロサンゼルスで)きゃりーぱみゅぱみゅのコンサートに行って、その興味がますます強くなり、日本に行きたいと思うようになりました。ビデオゲームから食べ物、三池崇監督や黒澤明監督の映画、『デスノート』や『ワンピース』などのアニメに至るまで、大好きなんです。いずれ日本で仕事もしたいと思っています。
『ビクトリアス』が日本で放送されると聞いて、ワクワクしました!僕自身が日本が大好きなので、そのカルチャーの一部分に自分が入れるわけですから。
――『ビクトリアス』の人気の秘密は?
僕の演技力のおかげだね...(笑)と言いたいところですが、実際は、キャスティングがぴったりだったからだと思います。ありのままの自分でいられる役柄だから、飾らないですむんです。だから、作品に説得力が生まれる。皆、本当に友達同士で仲が良いので、それが番組にも現れるのだと思います。
――ロビーの役どころについて
当初ロビーの役は漠然としか設定されておらず、シリーズが進むにつれ、脚本家やプロデューサーのダン・シュナイダーと話しあいながら、進化させてきました。オーディションの時に、ダンから突然「ちなみに、君の役、パペットを連れているから!」と言い渡され、思わず「なんだって!?」と聞き返してしまいました(笑)。
(パペットの)レックスは、いわばロビーの秘めた願望や夢を実現するための存在ですね。ロビーはシャイなので、彼自身が言えないこと、できないことを、パペットのレックスが代わりに実現してくれるのです。結局プロデューサーのダンと話しあいながら、作り上げていった設定です。今後、レックスはもっともっとヘンな存在になっていきますよ!そのたびにロビーはトラブルに巻き込まれていくんです。
――もしロビーとレックスが日本へやってくる、というエピソードがあったら、どのようなストーリーにしますか?
思いつきですが、レックスは、ロビーをホテルの部屋かどこかに閉じ込めて、自分だけで楽しいことをしに出かけたりするんじゃないかと思いますね。で、レックスが猫カフェにいって、猫に食われちゃうとか!? (笑)実際、明日僕も猫カフェに行ってみたいと思ってるんですよ。
■マット・ベネット プロフィール
ニューヨークの舞台を中心に演劇活動を開始。ドラマ『ビクトリアス』の他、映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』に出演、映画『アイスエイジ4』では声優として活躍。俳優としての活動のほか、ギターリストや作曲家という顔も持つ。
(C)日下部健史
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