TVやラジオなど、世界の優れた放送作品を表彰するピーボディ賞。その受賞作品が先日発表された。
ピーボディ賞は、NAB（全米放送事業者連盟）とジョージア大学ジャーナリズム＆マスコミュニケーション・グレディ校によって1941年に創設された賞。昨年には、東日本大震災で起きた巨大津波を取り上げたNHKスペシャル『巨大津波"いのち"をどう守るのか』もその栄誉に輝いている。
今年の受賞作品のなかで注目のドラマとしては、英BBCの『ドクター・フー』と、米HBOの『Girls』が挙げられるだろう。
『ドクター・フー』は、時空を駆け巡る謎の人物"ドクター"の活躍を描くSF・ファンタジードラマ。英国で国民的人気を集め、今年で50周年を迎える長寿シリーズだが、ピーボディ賞を受賞するのは実は初めて。3月30日（土）には第7シリーズの後半部が英米でスタートする。
また、『Girls』は、20代女性の恋愛事情やライフスタイルを等身大で描くコメディドラマ。監督・脚本・製作・主演を務めるレナ・ダナムは、TV界では今や注目の人となり、今年1月のゴールデン・グローブ賞では、ミュージカル・コメディ部門の作品賞と女優賞をダブル受賞したことでも話題になっている。
このほか、副大統領候補当時のサラ・ペイリンを描いたHBOのTVムービー『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』や、『Saturday Night Live』のクリエイター・製作総指揮者であるローン・マイケルズ、ドキュメンタリーやニュース映像など、総勢39にわたる作品・人物が受賞。授賞式は5月20日（月）にニューヨーク市で行われる。（海外ドラマNAVI）
Photo：『Girl』のビル広告
