自身の名前が付いた冠番組『ハーパー★ボーイズ』を解雇されるばかりでなく、元妻へのDV容疑や知り合いを強迫した容疑など、何かとお騒がせなチャーリー・シーン。しかし、次回の出演作品では、誰もが知っているこの俳優としての芸名が使われていないという。
米TV Guideによると、チャーリーの次回作は、ロバート・ロドリゲス監督の新作映画『マチェーテ・キルズ』。チャーリーはこの映画で、本名のカルロス・エステベスとして出演し、アメリカ大統領を演じている。
そもそもは、同姓同名の叔父との混乱を避けるため、4才の時に自ら改名を決めたチャーリー。その後9才で子役デビューする際に、俳優で実父のマーティン・シーンの姓を引き継ぎ、現在の芸名になったという。以前のインタビューで、「僕はアメリカ生まれの白人で、ラテン系という意識はあまりない」と語っていたように、チャーリー・シーンという芸名は本人にとっても慣れ親しんだ名前のはず。その名前を使わず本名で出演するのは、何か心境の変化があったのだろうか?
ちなみに、父であるマーティン・シーンの本名はラモン・ジェラルド・アントニオ・エステベス。マーティンは、「親が与えてくれた名前を名乗らず、芸名をマーティン・シーンとしたことは、スペイン人の父を失望させたと思う。とても後悔しているよ」と、語っていたという。
チャーリーが自らのルーツであるラテン系の血を受け入れ、今後も本名で活躍していくのかどうかはわからないが、今回の本名での出演が父親を喜ばせたことは間違いないようだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:チャーリー・シーン(c)Kazumi Nakamoto/www.HollywoodNewsWire.net