映画『ウォッチメン』や『Vフォー・ヴェンデッタ』の原作者として知られるアラン・ムーア。その彼がかつて手がけたコミックが、米FOXで新たにドラマパイロットとして製作されることになった。

「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン(League of Extraordinary Gentlemen)」というタイトルのついたこのコミックは、ケヴィン・オニールの作画で、DCコミックから1999年に刊行された。19世紀末の大英帝国を舞台に、ネモ船長(海底二万里)や透明人間、ジキル博士(ジキル博士とハイド氏)といった名作小説の主人公たちが力を合わせて、共通の敵と戦うというストーリーだ。

今回のドラマ化にあたっては、『グリーン・ランタン』『HEROES/ヒーローズ』などの脚本を担当したマイケル・グリーンが、製作・脚本を手がけることになっている。

なお、原作コミックは、ショーン・コネリーの主演で2003年に映画化されたことがあったが(『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』)、そのときの興行収入は芳しくなく、シリーズ化の構想は実現しなかった。今回のドラマ化はぜひ成功につなげてほしいものだ。(海外ドラマNAVI)