ハリウッドスターを徹底的に無駄遣い! "下衆(ゲス)の極み"映画『ムービー43』試写会イベント

さまざまな映画が3Dとなって公開される昨今、アメリカ史上最高の3G映画が日本に上陸する。3Gとは...「下品・下劣・下衆」の3G! この栄冠(?)に輝くコメディ映画こそが『ムービー43』である。

映画の都ハリウッドに、あの『Ted テッド』のヒットメーカー、セス・マクファーレンを押しのけてデニス・クエイドが自分の映画企画を売り込もうとしていた。その映画の内容は、11作のオムニバスになっているが、どれもこれも下ネタ満載、映像も含めて「子どもは観ちゃだめ」というものばかり。まさに「下衆の極み」というシロモノで...。

7日夕刻、東京・新橋のヤクルトホールで催された本作の試写会に姿を現したのは、誰よりもコメディを熟知している"リーダー"渡辺正行と、昨今何かと話題のビック・マミィこと美奈子。本作がいかに「下衆」なのかをアピールし、作品の「下衆さ」をより伝えた者が本作の宣伝隊長に任ぜられるというトークイベントが行われた。

渡辺は、「"iBabe"というiPadをモチーフにした話があるんだけど、本体が女性の身体の形になっていて、その...女性の大事なところを触ると指がちょんぎられるんですよ...しかもiBabeを作った会社の社長役があのリチャード・ギアですよ! どうしたのリチャード!? よっぽど金を積まれたのか...(笑)」といろいろな点から下衆さをPR。対する美奈子は「第1話の"ネック・ボール"の話が...ネックに二つのボールが付いていて...あれをヒュー・ジャックマンがやっていて...」と言いよどむと、渡辺が「じっと見ていると本当に男性のアレに見えてくるんですよ(笑)」と観客にわかりやすくフォロー。文字にしづらい内容が飛び出すたびに、会場から何度もこらえきれない笑いが起きていた。

出演は、前述の4名ほか、ケイト・ウィンスレット、ハル・ベリー、ジェラルド・バトラー、ユマ・サーマン、エマ・ストーンほか。贅沢すぎるキャストがとことん下衆な話をやりきる姿は一見の価値あり(※R-15)。映画『ムービー43』は、8月10日(土)から、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国で公開される。(海外ドラマNAVI)

Photo:渡辺正行、美奈子、そして審判として参加したテッド