7月に急逝したコーリー・モンテース(フィン)の死を悼み、シーズン5の第3話で追悼エピソードが放送される『Glee/グリー』。このエピソードで、私生活でも恋人だった共演者のリー・ミシェル(レイチェル)が歌う曲が明らかになり、その歌声がオンラインで丸ごと公開された。
(以下、本エピソードでの楽曲について触れています。オンライン公開されてはおりますが、一応ネタばれとさせていただきました。)
リーがカバーする曲は、ボブ・デュランの「Make You Feel My Love」。ビリー・ジョエルやアデルもカバーしているこの曲を、コーリーを失った深い悲しみをぶつけるように歌っているリー。涙なくしては聞けない彼女の歌声は、放送に先がけて、現在YouTubeに「Make You Feel My Love (Glee Cast Version)」と題したフルバージョンがアップされている。
この追悼エピソードのタイトルは「The Quarterback」。リーの他にも、コーリーの死を心から悼むパフォーマンスが盛りだくさんだ。ナヤ・リヴェラ(サンタナ)はザ・バンド・ペリーの「If I Die Young」を、コード・オーバーストリート(サム)とケビン・マクヘイル(アーティ)はジェームス・テイラーの「Fire & Rain」、マーク・サリング(ノア)はブルース・スプリングスティーンの「No Surrender」をカバーする。
クリエイターのライアン・マーフィーは、各パフォーマンスには演技を超えた本物の悲しみが詰まっているという。「このエピソードのほとんどすべてが、それぞれのパフォーマンスのファーストテイクを使用したものだ」と明かしたマーフィー。出演者にとっても、スタッフにとっても、つらい撮影となったそうで、涙が止まらず、撮影が中断される場面もあったとのこと。
コーリーへ愛を捧げ、冥福を祈るために、出演者とスタッフが深い悲しみを乗り越えて作り上げたエピソードは、アメリカで10月10日に放送される。(海外ドラマNAVI)
Photo:リー・ミシェル(c)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net