ファン待望の『SHERLOCK シャーロック』シーズン3に、『THE KILLING/キリング』で若手政治家トロールス・ハートマンを演じたラールス・ミケルセンが、新たな悪役チャールズ・オーガスタス・マグナッセンに扮するというニュースは、以前お伝えしたとおり。英Radio Timesのオンライン版によると、本作のクリエイターであるスティーヴン・モファットが「ラールスは恐ろしい」と断言したそうで、新シリーズでシャーロック(ベネディクト・カンバーバッチ)が対決する敵もどうやらかなりの強者となるようだ。
(以下、ラールス・ミケルセンのキャラクター設定などシーズン3の話がやや含まれております。ご注意ください)
シーズン2のモリアーティ(アンドリュー・スコット)に代わってシーズン3にお目見えするマグナッセンは、原作「犯人は二人」に登場し、シャーロックが最も嫌悪した犯罪者と言われる"ロンドン一の恐喝王"チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートンをベースにした登場人物。モファットは「いつもどおり、僕らが原作から何を引き出し、どう形にし、どんな共通項を見い出したかが見ものだよ」と語り、「どんな味付けをしたかは明かさないけど、いいキャラクターに仕上がったと思ってる」と自信をのぞかせた。また、「僕らが取り入れた切り口は始まって数秒でわかるよ」とも付け加えており、モリアーティ同様、マグナッセンも見る者を一瞬で引きつける魅力的な悪役になることを示唆したという。
英BBCはシーズン3の放送日時をいまだ明かしていないが、アメリカでは一足早く放送日時が公表され、来年1月19日(日)のOAが決定している。イギリスでも今年の終わりか来年初めに放送されると見られているものの、本国にさきがけてアメリカでの放送日時が発表されたのは今回が初めて。さて、日本上陸はいつになるのか、吉報を早く聞きたいところだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『SHERLOCK』
(c)Colin HuttoncHartswood Films 2012