『風と共に去りぬ』のインディア役、アリシア・レットが死去

存命している『風と共に去りぬ』の出演者のうち、最高齢だったアリシア・レットがこの世を去ったと、米TV Guideが報じた。享年98才だった。

アリシアは、2002年から入居していたサウスカロライナ州チャールストンの老人ホームで、老衰のため1月3日に亡くなったという。

ジョージア州サバンナで生まれ、その後チャールストンに移り住み地元の劇団で舞台女優として活動していたアリシアの才能を発掘したのは、映画『風と共に去りぬ』の元ディレクター。当初、メラニー役でのキャスティングも考えられていたが、最終的にはアシュリーの妹でスカーレットに恋人を奪われるインディアを演じた。

ちなみにメラニー役は、先月亡くなった名女優ジョーン・フォンテインの実姉で、現在97才となるオリヴィア・デ・ハヴィランドが演じていた。

1939年公開の本作で名声をはせたアリシアだったが、1941年には女優業をあっさりと引退。生涯結婚することのなかった彼女は、地元チャールストンに戻り、画家として芸術制作に没頭したり、言葉の訛りを指導するなど、穏やかな生活を送っていたようだ。

アリシアのご冥福をお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『風と共に去りぬ』
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