2014年、さらなる飛躍なるか!? 新ドラマでブレイクした俳優&女優15人 ファイル11: イギリスの若手演技派、"精神を病んだ青年"役で引っ張りだこ!

2013-2014年のドラマのサバイバル戦線も、1月から後半戦に突入する。今年は連続殺人鬼、王室、スーパーヒーロー、田舎のティーンエージャーから、囚人まで、さまざまなキャラクターが登場。しかも新作ドラマは新人のチャンスの場でもある。米テレビ情報サイトBuddy TVが、本年度、ブレイクした俳優&女優15人を選出。入れ替わりの激しいテレビ界で、どこまで彼らが存在感を発揮し、スターの波に乗っていけるのか。15人の魅力を探っていこう。

【ファイル11】サム・アンダーウッド
『HOMELAND』レオ・カラス役

昨年、『デクスター ~警察官は殺人鬼』『HOMELAND/ホームランド』と、2本の大ヒットシリーズへの出演を立て続けに果たしたサム・アンダーウッド。8月に放送された『デクスター』ファイナルシーズンで殺人鬼デクスターの"愛弟子"に扮し、注目を集めた英国出身の27歳だ。デクスター顔負けの"心の闇"を見事に演じきり、番組終了後はスピンオフ主演を担うのではないかとささやかれたほどだ。続いて9月には、話題作『HOMELAND~』にブロディの娘デイナのボーイフレンド役として登場。心を病んだティーンズ役がピタリとはまるらしく、今回も精神疾患からリハビリ中の若者という役どころだ。双極性障害を抱えた女性CIAエージェントや戦場のトラウマに苦しむ帰還兵など、同作は問題を抱えたキャラクターが多いが、その中でも負けない存在感を放っている。今月からは『ザ・フォロイング』シーズン2にレギュラー入りし、やはり問題を抱えた青年役として登場する予定だ。

話題作への出演を次々と射止めたサム。まだ知名度こそ低いが、イギリスの舞台劇で培った確かな演技力が強みだ。米英伊の俳優とともに演劇集団Fundamental Theatre Projectを立ち上げ、これまで数多くのシェイクスピア戯曲を上演してきた。また、2010年にはアレック・ボールドウィンと戯曲『エクウス』を共演し、愛馬の目をくり抜いてしまう病んだ少年を演じて米ニューヨーク・タイムズ紙から絶賛されている。マーロン・ブランド、ジェームズ・スペイダー、ケヴィン・スペイシーらを目標に掲げるサム・アンダーウッド。実力派俳優として2014年もさらなる飛躍を見せてくれそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『デクスター』出演時 サム・アンダーウッド
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