『ウォーキング・デッド』放送局で、コミックのドラマ化企画が新たに浮上

『ウォーキング・デッド』が大ヒット放送中の米AMCで、新たにコミックをドラマ化する企画が動き出すことになった。TVGuide.comなどが伝えた。

そのコミックとは、1990年代に刊行されて物議をかもした『Preacher』(ガース・エニス&スティーブ・ディロン作)。テキサス州のタフな説教師ジェシー・カーターは、神への信仰心を失っていた。そんなとき、神が責任を放棄して天国から失踪してしまったことを知る。ジェシーは、元ガールフレンドのチューリップや、大酒飲みの吸血鬼キャシディとともに神を探し出し、そのわけを問いただそうとするのだが、一方、不死の存在がジェシーの命をねらって後を追ってくる――というストーリーだ。

ドラマ版の脚本/製作総指揮を担うのは、昨年アメリカで人気を集めたSFコメディ映画『This Is the End』で、共同監督を務めたセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグ(俳優としても活躍するローゲンだが、本企画での出演予定は今のところないらしい)。また、ショーランナー/製作総指揮を『ブレイキング・バッド』のサム・キャトリンが担当する。

『Preacher』はこれまで映像化の企画が何度も試みられ、米HBOでのドラマ化や劇場映画化の話が浮上していた。7年前から動き続けていたこの企画について、ローゲンとゴールドバーグは、「AMCのおかげでようやく仕事に取り組めるようになり、気合いが入ってます。僕らにとってずっとお気に入りのコミックでした。映像化を成功させるために全力で取り組みます」とコメントを出している。

AMCから、コミック原作のヒットドラマがまた現れるのかどうか、注目していきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』
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