『クリミナル・マインド』 最も印象に残った犯人10! <前編>

先日、米CBSで記念すべき第200話が放送された、大人気犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課(以下:クリマイ)』。ロングランとなった本作には、これまでにBAUチームが挑む凶悪な連続殺人鬼や誘拐犯、ストーカー、テロリストなど様々な犯罪者たちが登場してきた。WE GOT THIS COVERED誌では、第200話の放送を記念し、過去のエピソードに登場した犯人の中から、印象に残る10人をピックアップしている。3回に分けて紹介しよう。

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10.トバイアス・ハンケル(ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク) シーズン2第14話・第15話

『クリマイ』のシーズン2で、二話にまたがりBAUを苦しめたトバイアス。一見、大人しい男性だが、子供の頃に異常なほど宗教的なこだわりを持つ父親に虐待を受けた影響で多重人格になっていた。そんな背景を持つトバイアスは、本作に登場する他の犯人たちに比べると同情的に描かれているが、忘れてはならないのは本作の人気キャラクターの1人、Dr.スペンサー・リード(マシュー・グレイ・ギュブラー)との関わり。このエピソードとトバイアスという存在は、その後、良くも悪くもリードに影響を与えていくことになる。

9.レット・ウォルデン(ロバート・ネッパー) シーズン6第4話

レットは、元女優の母親にコントロールされ育ってきたことで、"ある意味"彼女のために犯罪に手を染めてきた、どこかもの悲しい犯人の1人。本作では、酷い親に虐待を受けたり、コントロールされたりしたことで犯罪者となったキャラクターが数多く登場するが、このエピソードのラストでは衝撃の真相が明かされる。また、このエピソードでは、ペネロープ・ガルシア(カーステン・ヴァングスネス)の新たな一面が描かれていることも見逃せないポイントとなっている。

レット役を演じているロバートは、本作以外にも『プリズン・ブレイク』のセオドア・"ティーバッグ"・バッグウェルや、『HEROES/ヒーローズ』のサミュエル・サリバンなど人気作で印象的なキャラクターを演じている。

8.サマンサ・マルコム(ジェニファー・ヘイスティ) シーズン5第12話

本人が意図して殺人を犯しているわけではなく、現在に至るまでにサマンサが体験してきたことを知ると、"悪人"と言い切れなくなってしまう犯人の1人。本作でBAUチームは、「誰が犯人か?」というだけでなく、「なぜその犯罪に至ったのか?」ということにも着目して捜査してきているが、このエピソードは後者に重点を置いてストーリーが展開していくことで、最終的にサマンサをも助けることになる。

サマンサ役を演じるジェニファーもまた、『BONES』や『ブレイキング・バッド』『リゾーリ&アイルズ 』などを始め、人気シリーズに出演している海外ドラマお馴染みの女優の1人。

前編として10~8位まで紹介してきたが、中・後編にはさらにBAUチームをピンチに陥れた強敵が登場することになりそうだ。(海外ドラマNAVI)


Photo:『クリミナル・マインド』
(c)ABC Studios