チュートリアル徳井義実が溺れるのは...!? 『溺れる女たち ~ミストレス~』にゲスト出演決定! そのアフレコ現場に突撃!!

20140221_s01.jpgDlife<ディーライフ>にて、3月2日(日)からスタートする海外ドラマ『溺れる女たち ~ミストレス~』。本作は愛に溺れる4人の女性を描いたスキャンダラスなドラマで、2008年にイギリスで制作されたものを、キャストも新たにアメリカでリメイクされた注目作品です。
毎週の本編放送の冒頭に設けられた解説コーナーを担当するチュートリアル・徳井義実さんが、なんと本作の吹替にゲスト出演することが決定! 早速そのアフレコ現場におじゃましてきました。

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―― 作品をご覧になってみていかがでしたか?

徳井 1話からすぐ、ハマりましたね(笑)
さっきまで楽屋で本編を見ていたんですけど、うちのマネージャーとかスタイリストとか、全員無言で見ていましたね(笑)

―― 本当に「TVを観ているのかな?」と思うくらい、皆さん、真剣にご覧になっていたようですね!

徳井 ええもう、がっつり、ずっと見ていましたね!

――楽屋で本編をご覧になっている最中に一瞬、「えーっ!」って盛り上がっていましたが?

徳井 詳しくは話せませんが、誰もがビックリする展開がストーリーに盛り込まれています。(笑)

―― この作品は、キャリアウーマンのサヴィー(アリッサ・ミラノ)と、結婚には興味がない遊び人のジョスリン(ジェス・マッカラン)、シングルマザーで奮闘しているエイプリル(ロシェル・エイツ)、患者さんと不倫関係あったカレン(キム・ユンジン)という違うタイプの4人の女性が主人公になります。徳井さんはどのタイプの女性がお好みですか?

徳井 そうですね...。単純な見た目でいくと、ジョスリンですね! でもまぁ、彼女の中身は割とぶっ飛んでいる人なので...(苦笑)。やっぱりトータルでいうと、カレンに惹かれますね。

―― 亡くなった不倫相手のことを思い続けている点とかでしょうか?

徳井 ええ。死んだサムの親父(不倫相手)が、カレンに惹かれたのは「わかるなぁ」という気がしますね。

―― 4人のキャラクターで、恋人だったらこの人、奥さんだったらこの人、友だちだったら...と考えてみた場合はどうですか?

徳井 そうですね...。奥さんだったらエイプリルがいいですね。で、愛人にカレン!

―― (笑)

徳井 もっと軽めの恋人にジョスリンですかね。

―― そうすると、サヴィーはどんなポジションでしょうか?

徳井 サヴィーはそうやなぁ...。まぁ、もう友だちか、ご近所さんですかね? なんかねぇ、この人が一番目も当てられないというか...。真面目にやってきたのに、不倫してしまったところから、どんどんおかしくなっていく感じがちょっと...。あんまり関わりたくないなと...。ちょっと"負"のオーラがありますから。(苦笑)

―― サヴィーと付き合うと、ちょっと巻き込まれてしまいそうという事ですか?

徳井 はい。そうですね。

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――そもそも、外国人女性というのは徳井さん的にはいかがですか? "アリ"でしょうか?

徳井 "アリ"! 一度お付き合いしてみたいとは思うんですけどね。ちょっと付き合ったことがないので、わからないんですけど...。死ぬまでには一度付き合ってみたいですね。
この4人の中だとやっぱりジョスリンかな?

―― やっぱり、ジョスリンの金髪に惹かれますか...?

徳井 一回、金髪の女性を連れて歩きたいですね(笑)夢です!

―― もし、徳井さんが「女性」だとしたら、誰の生き方をしてみたいですか? 憧れる生き方などがあれば教えて下さい。

徳井 正直、どれも憧れられないと言うか(笑)だって、大変でしょう? でも、どうなんやろう? カレンかなぁ、やっぱり...。エイプリルとか、ちょっと悲しいんでね。辛いし...。もし自分が女だったらと考えたら、すごくまじめな生き方をしようと思うんですよ...。作品を見た後の反動なのかわからないんですけど"軽めの"女の子はあまり...(笑)

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―― 実際に海外ドラマ用の声でアフレコをされてみて、ご自身の出来としては何点くらいになりますでしょうか?

20140221_s03.jpg徳井 どうなんですかね? やっぱり、ちゃんとしたプロの声優さんたちの中に僕の声が入っていると、非常に貧相だなぁという感じが...(苦笑)

―― 貧相ですか!?

徳井 そうですね...。「極力、浮かなければいいな」と思いますけど...。60点くらいですかね?

―― 今回は第4話にゲスト出演ということでしたが、また何話目かでやってみたいと思いますか?

徳井 出してもらえるんなら出てみたいですね(笑)

―― では、別の役で、全然違う声で、というのは...。

徳井 ぜひともお願いしたいです(笑)

―― 徳井さんご自身は、映画や海外ドラマをご覧になるときは、字幕と吹き替えどちらでご覧になりますか?

徳井 そうやなぁ。ものによるんですけど、割と楽に観ようっていう時は吹き替えにして見ますかね。何か、ちょっとご飯作りながらとかでもある程度ストーリーを追えるようにっていう時は吹き替えですね。逆に本気で見たい時は字幕かな?

――女性キャラクターについてだけでなく、男性キャラクターについてもお伺いします。「コイツ...おいしいな!」という人はいましたか?

徳井 そうですね。サムの親父、トーマス(ジョン・シュナイダー)は、死に逃げというか! 最後、こんなにきれいな人(カレン)と不倫をしながら、割と満たされた状態で、勝ち逃げしている感じが...。カレンにいい思い出ばっかり残して、ずるいですけどね。

―― こんな死に方、いいですよね!

徳井 ねぇ! 男としてはね! (トーマスは)料理が上手くて、死んだ後もずっとカレンに思われて...。おいしいです。(笑)

―― 『溺れる女たち ~ミストレス~』に登場する女性たちは仕事のキャリアもあり、人生経験も豊富な女性ばかりなのですが、そういった女性はどう思われますか?日本だと「結婚したら家庭に」的考えもまだまだ多いと思いますが。

徳井 30代半ばくらいの歳になって、いいなと思うようになりましたね。僕は凄く魅力的だと思います。昔は割と古風な考え方だったので、女性には家庭に入ってほしいという気持ちがあったんですけど、それこそ、キャリアがあって、シングルマザーで、という人と結婚するのもええかなと。お互いに自立しているし。

――本作はイギリスの作品をアメリカでリメイクされたものなんですがご覧になっていてイギリスっぽい雰囲気って出ていました?

徳井 なんか、ジョークのところはヨーロッパ的やなという感じはありましたね。主にジョスリンとかが持っているジョークの部分は、アメリカではないなと言う感じがしましたね。

―― イギリスの"味"が大事にされているということでしょうか?

徳井 そうですね。日本人は好きなんじゃないですかね? 若干、アメリカのものより"湿り気"があるので、日本人の好きな湿り気が、純粋なアメリカの作品よりも合うんじゃないかなと思います。

―― 徳井さんのプロフィールを拝見したところ、映像編集がお好きということなのですが、そういった観点から見てこの作品の面白い編集方法や演出などはありましたか?

徳井 ちょっとコミカルなシーンの撮り方が、上手いなっていうのはありますね。ジョスリンがわりと変な格好をしたりとかあるんですけど...。登場のさせ方とか、つっこみっぽい言葉とか、間とかが、いいなと思いましたね。

―― シーンの切り方とかということですか?

徳井 使い方と言うか...。細かいことですけど。スッとフレームインしてきて、ポンと何かつっこみが入って、というところが、あんまりベタっとしてなくて小気味いい感じですね。

―― 湿り気という部分を、具体的に伺ってもいいですか?

徳井 湿り気と言う言葉があっているのかわからないですが、笑いにしてもそうなんですけど、ハリウッドのコメディとヨーロッパのコメディって、やっぱり違うんですよね。割とヨーロッパのコメディのほうが、日本寄りという気がしますそれにハリウッドのものって、大味なんですよね。ヨーロッパのコメディは、雰囲気を大事にして、ニュアンスで笑わせるというところがあるので、そんな感じの違いというか。主人公の悩んでいる、悩みにしても、もっと繊細という気がします。

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――吹き替えの収録がとても順調だったそうですが、実際にやってみていかがでしたか?

徳井 アニメの声優では経験があって、それ以外にも、アフレコやアテレコみたいなお仕事は、なんとなくやったことはあったんですけど、こういった映画とかドラマとかの洋画の吹き替えは初めてだったんです。凄く面白かったですね。こういう吹き替えの場合、発声とか、声質って独特なものがあるじゃないですか? どことなく、自分のイメージする洋画の吹き替えの声っていうのを、ちょっとイメージしながらやってみました。

―― どなたか、声優さんのイメージなどはありましたか?。

徳井 誰とかじゃないんですよね。イメージしていたのはいわゆる、洋画の吹き替え声です。(笑)女性で言うと、友近がやるキャサリンのような感じですかね。声の味付けというか、なんかそういう癖みたいなのあるじゃないですか?こういうのって...。

―― 今回、第4話でジェシー・オルソンというキャラクターを演じられましたが、彼はどのような人物ですか?

徳井 若い弁護士と言いますか、ちょっと謎のヤツですね! エイプリルを悩ませる役です。

―― ジェシーはレギュラーのキャラクターとの絡みのシーンがあったと思うのですが、ゲストとして現場に入る上で「大変だな」と思うことなどはありましたか?

徳井 収録は、僕1人でやったんですよ。だから、他の声優さんとの絡みもありませんでした。本編ではエイプリルとやりとりがあったんですけど、みなさん(他のレギュラーの声優さんたち)はもう声をとられているんで。

―― そもそも、今回のお話を頂いた時の感想はどういったものがありましたか?

徳井 去年あたりから海外ドラマというものにハマりだして...。夜中に、ずっと見ていたりとかしだして、趣味の1つになってきたので、ちょうどありがたいなと思いましたね!
1番最初に見たのは何やったかな? 僕、SFが好きなので、宇宙人が出てくるやつから見た気がします(笑)最近は宇宙人から、だんだんゾンビになっていってますけど。

ずっと、いわゆる『セックス・アンド・ザ・シティ』とか、『デスパレートな妻たち』とか、こういうドロドロ系の、女の人が好きそうなやつ。そういうのも見てみたいなと思っていたので、ちょうど良かったです。

―― 海外ドラマの良さとか、面白さというのはどういうところにあると思いますか?

徳井 やっぱり、シナリオが凄く面白いところですかね。「なんで、こんなに面白いんやろな?」って思うくらいよくできてますし、フックがいっぱい用意してあるから、1話の終わりには、2話がどうしても見たくみたくなるようなっているし、「上手いな」と思いますね。。

あと、見ている中で、日本のドラマと違って、割と文化の違いとかが見えてくる部分で「へー」って思ったりしますね。日本人の感覚では、生活の中ではなかなか理解できないけど、「こういう場面で、こういう流れになるのが普通なんや?」とか発見があったりとか...。

―― 確かに、そういうところはありますね!

徳井 はい。向こうの人たちの生活が見えてくるというか。

――今回、番組ナビゲーターとして、大人の女性の恋愛を語られるそうですが、それは今までの実体験から語られるんでしょうか? それとも理想像のようなものになるのでしょうか?

徳井 そこは、上手く交えて生きたいですね。不倫したこともありますし、そんなことも交えながら、やっていければいいなと思います(笑)

―― 『溺れる女たち ~ミストレス~』のような、女性の好みそうなドロドロ系を、海外ドラマとしてずっとご覧になるのは今回が初めてですか?

徳井 初めてですね。

―― この後、人気の『セックス・アンド・ザ・シティ』や『デスパレートな妻たち』などもご覧になろうと思いますか?

徳井 そうですね!

―― ドロドロ系にハマりそうな感じですか?

徳井 本当に面白いですね。もともと、僕、子どものころ観ていたテレビの影響で、小学校のころから不倫だ、何だっていうのを凄い観ていたので、ハマりそうです(笑)。

―― それならば、こういうタイプの作品もお好きですよね!

徳井 好きですね。だから、このテーマとしては凄くなじみのあるストーリーなので(笑)。

―― こっちの奥さんが、こっちの旦那とみたいな感じですか?(笑)

徳井 はい。でも、日本のこういうドロドロ系のドラマだったら、「そこの部分の秘密を明かすのはだいぶ後半だな」というものを、1話とか2話とかからどんどん明かしていって、どんどん展開していくから、スピーディーで飽きなくて面白いですね。

―― では、小学生くらいの頃にご覧になっていたのとは、また違うという感じですね!

徳井 うん。そうですね。

―― タイトルに"溺れる女たち"とありますが、徳井さん自身が溺れるほど夢中になったものってありますか?

徳井 溺れるほど...。仕事以外で言うと、やっぱりもう女性しかないですね(笑)

―― (笑)

徳井 それでも、なかなか溺れないですけどね、僕。

―― そうなんですか?

徳井 はい! 割と。

―― 尽くされるほうですか?

徳井 どっちかというと、そうですね。

―― 尽くしてくれる女性がタイプという感じでしょうか?

徳井 これが、また難しいところでね。

―― (笑)

徳井 尽くされたら尽くされたで、図に乗りますからね。男はアホやから。

――(笑)では最後に、これからご覧になる方にむけて、この作品の見所を教えてください。

徳井 ヒロインが4人いるんで、4パターンの人生があって...。誰が観ても、どこかしら自分の人生とちょっとリンクするところがあったり、誰かに感情移入できたり、というところがあると思うので、女性だけではなく男性でも凄く観やすい作品だと思いますね!

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『溺れる女たち ~ミストレス~』
完全無料のBSテレビ局・Dlife(BS258)にて3月2日(日)から放送開始。
 吹替版:毎週日曜23:00~24:00 
 字幕版:毎週土曜27:00~28:00

徳井義実さんの番組解説コーナー 「徳井義実が溺れたい女たち」も同時オンエア!

Photo:(c)ABC Studios (c)Dlife