「ナショナル・シアター・ライヴ2014」で上映される各作品について、以下に紹介します。観賞する際の参考になれば幸いです。
『フランケンシュタイン』 2バージョン
主演のベネディクトとジョニーの二人は、交互に演じた博士役と怪物役の演技が評価され、2012年ローレンス・オリヴィエ賞の主演男優賞を受賞。監督はアカデミー賞を始め数々の映画賞を『スラムドッグ$ミリオネア』で受賞したダニー・ボイル。批評家からも絶賛された主演２人の神業的熱演は、迫力あるスクリーンで必見。
監督：ダニー・ボイル 原作：メアリー・シェリー 脚本：ニック・ディアー 音楽：アンダーワールド
出演：ベネディクト・カンバーバッチ、ジョニー・リー・ミラー、ナオミ・ハリス
Aバージョン
＊フランケンシュタイン博士：ベネディクト・カンバーバッチ、怪物：ジョニー・リー・ミラー
上映時間：134分
Bバージョン
＊フランケンシュタイン博士：ジョニー・リー・ミラー、怪物：ベネディクト・カンバーバッチ
上映時間：140分
『コリオレイナス』
主演コリオレイナス役に『アベンジャーズ』や『マイティ・ソー』で一躍世界の人気俳優となったトム・ヒドルストンを迎え、人気ドラマシリーズ『SHARLOCK（シャーロック）』に出演するマーク・ゲイティスがメニーニアス役を演じる。監督はドンマー・ウエアハウスの芸術監督ジョシー・ルーク。原作はシェイクスピアが政治の陰謀と復讐を描いた悲劇。
監督：ジョシー・ルーク 原作：ウィリアム・シェイクスピア
出演：トム・ヒドルストン、マーク・ゲイティス、ピーター・デ・ジャージー
上映時間：約180分
『ザ・オーディエンス』
映画『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが再びエリザベス2世に扮し、本来一般人には見る事のできない女王と国の歴代の総理大臣たちとの謁見を舞台に繰り広げるドラマ劇。エリザベス2世を描かせたら天下一のピーター・モーガンが脚本を手掛け、監督は『リトルダンサー』『めぐり逢う時間』などの名匠スティーヴン・ダルドリー。
監督：スティーヴン・ダルドリー 脚本：ピーター・モーガン
出演：ヘレン・ミレン、ジェフリー・ビーヴァーズ、ジョナサン・クート
上映時間：158分
『リア王』
アカデミー賞受賞監督のサム・メンデス（『アメリカン・ビューティー』）が、シェイクスピア原作の舞台に挑む。高齢で引退を決意した王は、国を3人の娘に分割して譲ることにする。言葉巧みにリア王に取り入ろうとする長女と次女とは違い、三女は率直な物言いで王を怒らせてしまうが、長女と次女には裏切られてしまい・・・。
監督：サム・メンデス 原作：ウィリアム・シェイクスピア
出演：サイモン・ラッセル・ビール、スティーヴン・ボクサー、トム・ブルックストーリー
上映時間：未定
『ハムレット』
シェイクスピア四大悲劇の一つで、父を殺害し母と王位を奪った叔父に復讐を果たすハムレット王子の物語を、ローレンス・オリヴィエ賞受賞俳優ローリー・キニアを主演に迎え、ダイナミックに舞台化。ロイヤル・ナショナル・シアターの舞台監督の経験をもつニコラス・ハイトナー（『英国万歳！』）が演出で、人間の奥底に抱える内面を見事に描いた。
監督：ニコラス・ハイトナー 原作：ウィリアム・シェイクスピア
出演：ローリー・キニア、クレア・ヒギンズ、パトリック・マラハイド
上映時間：240分
『オセロ』
ローレンス・オリヴィエ賞受賞俳優エイドリアン・レスターとローリー・キニアを主演に迎えて贈るシェイクスピア4大悲劇の一つ『オセロ』。オセロは宿敵イアーゴーに騙され、最愛の妻デズデモーナを殺害してしまう。事実を知ったオセロは、自らも死を選ぶのだった・・・。
監督：ニコラス・ハイトナー 原作：ウィリアム・シェイクスピア
出演：エイドリアン・レスター、ローリー・キニア
上映時間：210分
（海外ドラマNAVI）
