『フレンズ』終了から、あの6人はどうしてる?【男優編】

1994年に放映が開始されて以来世界中で熱狂的な人気を誇り、シーズン10をもって終了した伝説のシットコム『フレンズ』。ニューヨークを舞台に繰り広げられる男女6人の友情や恋愛模様に憧れたファンも多いのではないだろうか。米The Hollywood Reporterによると、この人気番組も終了して今年でちょうど10年。主演ドラマやヒット映画に恵まれて勢力的に活躍している女優に対し、男優たちはやや迷走気味だった...!? しかし、10年がたち、よやくそれぞれの立ち位置を見つけたようだ。

<男優編>
デヴィッド・シュワイマー(ロス・ゲラー役)
モニカの兄で、紆余曲折がありながらも最終的にはレイチェルと結ばれるロスを演じたデヴィッド。番組終了後は、『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』で初めて映画監督を務め、また『マダカスカル』シリーズでキリンのメルマンの声を担当するなど、新たなジャンルにも挑戦している。映画では、しばしば脇役で出演することはあったが、主演作には恵まれず、『フレンズ』の共演者リサ・クドロー主演の『Web Therapy』など、TVドラマにゲスト出演する以外、ここ数年は俳優業での目立った活躍がなかった。しかし、現在は米ABCの新作ドラマパイロット『Irreversible』での主演がようやく決定。ちなみに『フレンズ』では、バツ3を気にするロスだったが、デヴィッド自身は2010年に19歳年下のイギリス人写真家と結婚。2011年には第一子を授かるなど、私生活は順調な様子だ。

マット・ルブラク(ジョーイ・トリビアーニ役)
お茶目でおバカな愛すべきキャラ、ジョーイを演じたマットは、『フレンズ』が終了した2004年の秋より、そのジョーイを主人公にした『フレンズ』唯一のスピンオフ『ジョーイ』に出演。新天地ハリウッドで役者としての成功を目指したジョーイのドタバタな日々を演じるも視聴率は伸び悩み、番組はシーズン2半ばで打ち切りとなってしまう。その後は家族との時間を優先するため、極力仕事を抑えていたマットだったが、2011年からは『フレンズ』のクリエイター、デヴィッド・クレーンとタッグを組み、米Showtimeの『マット・ルブランの元気か~い?ハリウッド!』に本人役で出演。本作品は最近、シーズン4への更新が発表されている。

マシュー・ペリー(チャンドラー・ビング役)
『フレンズ』のチャンドラー役で一躍脚光を浴びたが、時期を同じくして鎮痛剤に依存するようになり苦しんだ事実を後に告白したマシュー。しかし、二度のリハビリで薬物依存を克服し、『フレンズ』後は、米NBCの『Studio 60 on the Sunset Strip』、『Mr. Sunshine』など複数のドラマで主演を務めた。さらに人気ドラマ『グッド・ワイフ』のゲスト出演を重ねた後には、米CBSの『Go On』で妻を亡くしたスポーツキャスターを好演。残念ながら『Go On』はシーズン1でキャンセルとなったが、その後も米TBSの『クーガータウン』でチャンドラーの恋人モニカを演じたコートニーと共演を果たすなど、頑張っている。(海外ドラマNAVI)

Photo:皆さんのこの10年間はいかがでした? 『フレンズ』シーズン8