『スーパーナチュラル: Bloodlines』に代わり新たなスピンオフを検討中!

米CWで製作中だった、イケメン兄弟がアメリカ各地で悪魔やモンスターと戦う『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』のスピンオフ『Supernatural: Bloodlines(原題)』がキャンセルされたことが明らかになった。しかしながら、同局はこの人気シリーズのスピンオフ製作を諦めたわけではないようだ。

【関連コラム】『スーパーナチュラル』はアニメでも楽しめるのか!?

『Supernatural: Bloodlines』は、シカゴを舞台に新人警官がモンスターの一族の争いに巻き込まれていくという物語。新人警官で後にハンターになるエニス・ロス役にルシアン・ラヴィスカント(『Episodes』)、シカゴを牛耳るシェイプシフター一族の息子デヴィッド役にナサニエル・ブゾリック(『ヴァンパイア・ダイアリーズ』)などが決定しており、4月29日(火)には本家『SUPERNATURAL』でスピンオフの序章となるエピソードが放送されていた。

このエピソードの視聴率自体は悪くなく、平均して200万人以上が視聴。しかし米The Hollywood Reporterによると、同局のマーク・ペドウィッツ社長は「今年は良い新作のパイロットが6本もあります。(4月29日の)放送を見た視聴者が、引き続きこのスピンオフを見るであろうことは期待できますが、『Supernatural: Bloodlines』はまだ放送が決まった作品のレベルには達していないと感じました」と、本作のキャンセルを決定した理由について明かしている。

しかしながら、『SUPERNATURAL』のスピンオフ製作を諦めたわけではないようでペドウィッツ社長は「すでにクリエーターたちや製作プロダクションには伝えてありますが、次のシーズンも再びスピンオフの製作に挑戦したいと思っています。本家にすでに登場しているキャラクターや世界を使うか、今回のように新たに作り上げるか両面で検討する予定です」と語る。スピンオフがどういったものにするかについては、6、7月頃に話し合うことになっているという。

『Supernatural: Bloodlines』はキャンセルされるのは残念な限りだが、新たなスピンオフがどのようなものになるのか期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』
(c)Warner Bros. Entertainment Inc.