『スター・ウォーズ』スピンオフ映画第二弾、『クロニクル』監督を起用

米ディズニーは、『スター・ウォーズ』新三部作のほかに、スピンオフ映画を少なくとも3作品立ち上げる意向を明らかにしている。先月には、『GODZILLA ゴジラ』を大ヒットさせたギャレス・エドワーズ監督が、スピンオフのひとつを手がけることが発表されたが、新たに、別のスピンオフを担当する監督が明らかになった。

ルーカスフィルムがStarWars.comにおいて発表したところによると、その監督とは、映画『クロニクル』のジョシュ・トランク。

『クロニクル』は、米シアトルの高校生3人がスーパーヒーローのような超能力を得たばかりに、破滅的な運命を歩んでしまう様子を、ビデオカメラの視点で描いた作品。アメリカで2012年に公開されたこの映画は監督デビュー作にあたり、大ヒットした。トランク監督は現在、20世紀フォックスの『The Fantastic Four』リブート作品に取り組んでいるところだ。

ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は今回の起用について、「ジョシュをファミリーに迎えることができてワクワクしています。途方もない才能に恵まれ、素晴らしい想像力とイノベーションのセンスを持っています。『スター・ウォーズ』にうってつけの人材であり、シリーズで中核となるキャラクターや、エピソード1から9までにわたるストーリーラインを超える、新たな映画に向いた人材といえます」とコメントしている。

またトランク本人も、「私の子ども時代は『スター・ウォーズ』世界の魔法によって決定的な影響を受けました。当時の体験をもとに、将来の世代に向けて作品を作る機会を得るのは、まさに途方もない夢のようです」と、興奮を隠していない。

先月に発表されたエドワーズ監督も、もともとは2010年の低予算映画『モンスターズ/地球外生命体』で高い評価を受けていた人物。才気あふれる若い監督たちを起用することで、シリーズを活気づけていこうとするルーカスフィルムのねらいが見てとれるようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:DISNEY EXPO JAPAN 2014