ジェームズ・スペイダー、コミコンの熱気に仰天! 「何日も続く前戯のようだ」

『ブラックリスト』でカリスマ性あふれる悪人レッドを、そして、マーベルの新作映画『Avengers: Age of Ultron』(日本では2015年4月に劇場公開)では、悪役ウルトロンを演じているジェームズ・スペイダー。数々の出演作で迫力の存在感を見せつける俳優だが、そんなジェームズも、今年7月に米サンディエゴ市で開催されたオタクイベント「Comic-Con International: San Diego(以下、コミコン)」の熱気には圧倒されてしまったようだ。

この話が飛び出したのは、ジミー・ファロンが司会を務めるトーク番組『The Tonight Show』でのこと。9月19日夜の回にゲスト出演したジェームズは、『Avengers~』撮影やコミコン参加などの近況を話した。

それによると、ジェームズは『ブラックリスト』シーズン1の撮影を終えた二日後には飛行機に乗って、『Avengers~』の撮影地となるロンドンへ移動。撮影を終えてニューヨークに戻ったあと、今度は西海岸のサンディエゴに飛んでコミコン会場へ。そして飛行機でニューヨークに戻り、『ブラックリスト』シーズン2の撮影...と、多忙な日々を送っているという。

しかしそんななかでも、コミコンにはとりわけ強烈な印象を受けたらしく、「一番狂気じみていた」とコメント。スタジオの観客に向かって「コミコンに行った方はおられますか?」と尋ね、拍手でこたえた数人に「いやぁ、あなた方は本当に勇敢です」と、神妙にうなずいてみせた。そして、「僕の人生では色々と奇妙なことが起きたけれど、コミコンは今まで訪れたなかで一番クレージーなところだった」と、感想を続けた。

ジェームズによれば、ロックやジャズなどのライブコンサートでは、ある種のオーガズム(絶頂感)が得られるものだが、コミコンはまったく違うのだという。
「コミコンはひたすら期待させるだけ、じらすだけ。実際のパフォーマンスは見られない。何時間も、いや何日も前戯が続くようなもの。それこそ三日間にわたる前戯だよ。最終日の最後になっても、クライマックスには至らない。みんな、半年とか一年後のイベントを楽しみにしてるんだ」と語った。

新作の映画やTVドラマのプロモーションの場として活用されることが多いコミコンを「三日間にわたる前戯」と言い切ったジェームズ。性行為のたとえはトークショーの会場で大いにウケたようだが、収まるところを知らないコミコンの熱気をうまく説明しているといえるかもしれない。とにかくジェームズの目には、コミコンはそれだけ特異な場所と映ったようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ブラックリスト』 ジェームズ・スペイダー
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