おとぎ話の舞台を現代に移した米ABCの大人気ファンタジードラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』。さまざまなおとぎ話のキャラクターが登場することでも話題の本作品だが、昨年12月14日に放映されたシーズン4の第11話では、なんと悪役を3人一気に登場させている。
米Entertainment Weeklyによると、3役のうちの一人は、『眠れる森の美女』に登場する悪役でおなじみのマレフィセント。アンジェリーナ・ジョリーが映画で演じたことでも知られるキャラクターだが、本作品では『トゥルーブラッド』のクリスティン・バウアー・ヴァン・ストラテンが扮している。
二人目は、ダルメシアンの子犬を毛皮のコートにしようと企む、『101匹わんちゃん』の悪役、クルエラ・ド・ヴィル。こちらは、『ロンドン警視庁犯罪ファイル』のヴィクトリア・スマーフィットが演じている。そして、3人目は、『エイリアス』のメリン・ダンジーが演じる、『リトル・マーメイド』の海の魔女アースラだ。
『ワンス・アポン・ア・タイム』の悪役といえば、グリム童話に登場するルンペルシュティルツキン(ロバート・カーライル)がいるが、この存在感のたっぷりの悪役に加え、さらに3人もの悪役を登場させたのはなぜなのだろう?
製作総指揮のアダム・ホロウィッツは、「マンネリ化したわかり切ったストーリーを繰り返したくなかったんだ。我々がこの番組でやりたいことは、キャラクターの新たな一面を伝えること。登場した3人の悪役は、ただ悪役であるというだけでなく、彼らが『ワンス~』のキャラクターと絡むことで、これまでとは違った一面を引き出してくれる可能性があるからなんだ。彼らの登場は、レジーナやエマ、さらにチャーミング王子にとってどんな意味があるのか?もちろん、その答えのいくつかはすでに考えてあるよ。すごくエキサイティングな内容だ」と語り、3人の悪役が新たなストーリー展開を呼ぶと意気揚々だ。
悪役キャラが投入され、今後の展開が楽しみな『ワンス・アポン・ア・タイム』の次なるエピソードは、3月1日に本国アメリカで放送予定。日本での放送が待ち遠しい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ワンス・アポン・ア・タイム』
(c)ABC Studios