現地時間2月22日(日本時間23日)に米ハリウッドのドルビー・シアターで開催された第87回アカデミー賞授賞式。ノミネート作品、俳優、授賞式にまつわるニュースはこれまで当サイトでもお伝えしてきた通りだが、本授賞式のWOWOW放送案内役のジョン・カビラ氏、ゲストの町山智浩氏が、放送収録後、ニール・パトリック・ハリスの司会ぶりについて語ってくれたので紹介しよう。
カビラ氏は、「オープニングでは『アナと雪の女王』の楽曲を手がけたクリスティン・アンダーソンとロバート・ロペスが、今回のアカデミー賞の為に書き下ろしたミュージカルナンバー「Moving Pictures」を披露しましたよね。これは圧巻でした。このパフォーマンスを行うことを彼らは予告していました。予告するとハードル上がるのでは?と思いますが、それを上回る出来だったと思います。もっと観ていたかったですよね」と、オープニング・パフォーマンスを称賛。
また、「授賞式の演出は、複数の構成作家と共に、何ヶ月もかけて練り込まれます。そのとてつもなく練り込まれた構成に、彼ならではのアドリブが入って来ますから、まさに真骨頂!」とニールの手腕を褒め称えた。
ニールはこれまでにトニー賞授賞式司会を4度、エミー賞授賞式司会を2度務めている。町山氏は、「彼は俳優であるだけでなく、アワードの司会経験も豊富です。それでもオスカーは大変なプレッシャーだったと思います。彼ができることを全部やったかというと...。手品がちょっと、物足りなかったですね(笑)。できればこちらも、もっともっと彼の技を観たかったです」と、ニールの才能にはまだまだ奥行きがあることを語った。
そのほか、作品賞を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のパロディで、白いブリーフ一丁で登場するなど、さまざまなパフォーマンスを披露したニール。これには実際に映画で主演したマイケル・キートンも笑いながら拍手をおくっていた。「日本では(授賞式司会者がブリーフ一丁になるのは)まず無理でしょうね。だけど彼には出来てしまう」とカビラ氏、町山氏ともにニールのパフォーマンスを称えながら振り返った。
ちなみにニール自身、米E! Newsの取材で、ブリーフ1枚で観客の前に立ったことに対し、「不安に思うことなんてなかったよ。『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』に出演したから、ほとんど何も身に着けないで舞台に立つのに慣れてるんだ」と余裕のコメントをしている。
23日の授賞式の模様を見逃してしまった方、また、もう一度ショーを振り返りたい方も、いろいろな箇所に注目してご覧になってみてはいかがだろうか。「第87回アカデミー賞授賞式ダイジェスト」は、3月1日(日)WOWOWシネマにて15:30より放送される。
<関連番組情報>
●3/1(日)午後2:45 WOWOWプライム 無料放送
見せます! 第87回アカデミー賞のすべて
~カビラ・高島・斎藤・町山が見たハリウッド最大の祭典~
●3/1(日)午後3:30 WOWOWシネマ
第87回アカデミー賞授賞式ダイジェスト
(海外ドラマNAVI)
Photo:Name
(C)WOWOW