Hulu、ユーザー数100万人突破を発表。 NETFLIXの日本サービス開始に関しては...

オンライン動画配信サービスHuluを運営するHJホールディングスのヴァイスチェアマン・船越雅史氏が、本サービスの利用ユーザー数が2015年3月で100万人を突破したことを発表した。

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Huluは2011年9月より日本でのサービスを開始。2014年4月には日本テレビグループに入り、(その当時の会員数はおよそ61万人だったという)以降、さらなるサービスの拡大を続けている。現在サービス中のコンテンツの中で人気のあるジャンルは、海外ドラマ、そして日本のアニメーション番組とのことで、今後はフジテレビの「ノイタミナ」枠で放送された番組についても配信検討段階であると船越氏は述べた。

また、「大切なコンテンツを提供してくれた国内外のコンテンツパートナー様に心よりお礼を申し上げたい。そして当時まだ今ほど認知されていなかったVOD事業を月額固定制で立ち上げてきた会社のメンバーにも、感謝の気持ちを述べたい」と、まずは会員数100万人突破を成し遂げたことを会場に集まった関係各社や報道陣へ報告。今後のさらなる目標数値に関しては現時点では出せず、今後しかるべきタイミングで発表するという。パソコン・テレビ・スマートフォンなど、さまざまなデバイスで自由に楽しめる動画配信を推進してきたHulu。「月額固定で見放題」というわかりやすいサービスを提供していきたいということで、今後、サービス価格のグレードわけ等に関しては現時点では考えていない旨も明かした。

2015年には、Huluオリジナル作品の配信や、「フールー、オン」という年間を通じたキャンペーンも始まるという。この「フールー、オン」サービスに関しては、4月に詳細が発表されるということだ。

また、最大の注目となっている、NETFLIXが本年秋に日本でのサービス開始については、「まずは、ともに切磋琢磨し、日本におけるVODというマーケットスケールを大きくしていきたい。その上で双方のそれぞれの良さをいかしていければ」と話した。

さらに船越氏は、海外ドラマの配信に関してはこれまで通り、日本初上陸作品を、いちはやくユーザーに届けられるよう、継続して強化して行くこともひとつの大きなポイントであるとも語った。 Huluでは、現在『12モンキーズ』や『トンネル〜国境に落ちた血』など、日本初上陸の海外ドラマが続々と追加されている。4月1日からはPlayStation4への対応も開始するHulu。今後のVODビジネスの展開が楽しみだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:ドラマ『12モンキーズ』 Huluで配信中!
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