今年、いよいよ劇場公開される映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(J・J・エイブラムス監督)。先週末は予告編第2弾が公開され、大反響を呼んでいる。その興奮も覚めやらぬなか、『~フォースの覚醒』をはじめとする新三部作とは別に、単独のスピンオフ映画として作られる『Star Wars: Rogue One(原題)』のプロットが正式に発表された。
この情報は、米アナハイム市で開催されたファンイベント「Star Wars Celebration」にて公開された。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長と、本作の監督を務めるギャレス・エドワーズ(『GODZILLA ゴジラ』)ほかが参加したパネルトークで、謎のベールに包まれていた本作の詳細が明らかになった。
それによると、本作は『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の前章にあたり、「反乱軍兵士の一団が力を合わせて、デス・スターの設計図を盗む大胆不敵な任務に取り組む」ストーリーになる。出演がすでに決まっているフェリシティ・ジョーンズ(『博士と彼女のセオリー』)は、反乱軍兵士のひとりを演じるということだ。
ちなみに、この設計図は、のちに『~新たなる希望』の冒頭で、レイア姫が救援メッセージとともにR2-D2に託したもの。デス・スター破壊を目的とする「ヤヴィンの戦い」において活用された、という設定だ。
さらに、エドワーズ監督は「魔法の力をもたない普通の人々が、銀河に希望をもたらす」と話していることから、ジェダイ騎士が活躍する映画にはならない模様。また、白黒がはっきりした従来のスター・ウォーズ世界とは違って、グレーの領域が描かれるという。
まだ撮影は始まっていないが、同パネルトークでは、初のティザー映像やコンセプトアートも公開。今後、『~Rogue One』を含むスピンオフ映画は、「Star Wars Anthology」という括りになることもわかった。
初のスター・ウォーズ・アンソロジーとなる『~Rogue One』は、アメリカでは『~フォースの覚醒』から一年後、2016年12月16日(金)に劇場公開される。(海外ドラマNAVI)
Photo:『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
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