『ダウントン・アビー』クリエイター、19世紀を舞台にした小説をドラマ化!

貴族と使用人の愛憎劇を描き、世界的に大ヒットした英ITVの『ダウントン・アビー』。残念ながら本作はシーズン6で完結することが発表されているが、クリエイターであるジュリアン・フェロウズが早くも新作ドラマを手がけることが明らかになった。

『ダウントン・アビー』と同じくITVで放送されるフェロウズの新作は、アンソニー・トロロープの小説「ソーン医師」をドラマ化するもの。19世紀を舞台にした本作は、姪であるメアリーの人生をソーン医師が語る物語。財産のないメアリーはグレシャム家の跡取りフランクと恋に落ちるが、フランクは家族から旧家再興を迫られる。しかし、メアリーには隠し通されてきた出生の秘密があった。

本作のドラマ化について「これほどうれしいことはありません」とコメントしているフェロウズ。「長年トロロープのファンであり、19世紀の偉大なイギリス人作家の中で特に気に入っている作家です。私の作品にもっとも強い影響を与えたのは確実です。彼のすばらしいロマンス小説のひとつをITVでドラマ化できることに、とてつもない興奮とやりがいを感じています」と敬愛する作家の小説をドラマ化できる喜びを語っている。

本作は3部構成のミニシリーズとなる模様。今のところキャストは発表されていないが、撮影は年内に始まる見込みだという。

なお、フェロウズは米NBCでアメリカを舞台にした歴史ドラマ『The Gilded Age』を製作することが、『ダウントン・アビー』の終了が発表される以前から決定している。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ダウントンアビー』
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