『ARROW/アロー』『The Flash』の更なるスピンオフ、シリーズ製作決定

DCコミックのスーパーヒーローを題材にした作品として、米CWで放送中の『ARROW/アロー』と、そのスピンオフである『The Flash(原題)』。この2作品に加えて、更なるスピンオフ・ドラマがシリーズ製作されることが決まった。The Hollywood Reporterなどが報じた。

 

かねてから水面下のプロジェクトとしてメディアで取り上げられてきたスピンオフ作品のタイトルは、『DC"s Legends of Tomorrow(原題)』。スーパーヒーローのチームがヴィラン(悪役)と組んで、巨大な脅威に立ち向かうストーリーになる。

未来に起きる出来事を知った時間旅行者のヒーロー、リップ・ハンターは、その出来事を阻止するため、ヒーローとヴィラン(悪役)からなる混成チームを結成する。地球だけでなく時間そのものが危機に陥るという設定で、これまでの2作品に比べて、スケールが大きなものとなりそうだ。

時間旅行者リップ・ハンターを演じるのは、『ドクター・フー』シーズン5~7でローリー役を演じたアーサー・ダーヴィル。そのほか、ウェントワース・ミラー(『プリズン・ブレイク』)、ドミニク・パーセル(『プリズン・ブレイク』)、ヴィクター・ガーバー(『エイリアス』)、ブランドン・ラウス(『スーパーマン リターンズ』)、ケイティ・ロッツ(『ARROW/アロー』)など、『ARROW』『The Flash』にゲスト出演してきた俳優たちが顔をそろえる。製作総指揮者は、『ARROW』『The Flash』とおなじく、グレッグ・バーランティ、アンドリュー・クライスバーグほか。

新たなスピンオフのシリーズ製作決定により、CWでは、DCコミックの作品を題材とするドラマが4作品(『ARROW』『The Flash』『iZombie(原題)』『DC"s Legends of Tomorrow』)放送されることになる。

なお、CWではこのほか、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』製作総指揮者のジュリー・プレックが手がける新作で、恐ろしい伝染病の蔓延により、隔離ゾーンとなったアトランタ市でのサバイバルの日々を描く『Cordon(原題)』と、ニューヨークの女性弁護士がカリフォルニア州で新たなスタートを切るコメディ『Crazy Ex-Girlfriend(原題)』のシリーズ製作も決定した。一方、先月放送が始まったばかりの『The Messengers(原題)』は打ち切りとなっている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ARROW/アロー』
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